一番美味しいカレーはどれ? コンビニ、カルディ、成城石井のレトルトキーマを食べ比べてみた

店ごとに個性豊かなキーマカレーをいざ実食!

手前から時計回りに、ローソン「スパイス香るDAIZU MEAT キーマカレー」、ファミマ「3種の挽肉の旨み キーマカレー」、成城石井の「キーマカリー」、カルディ「キーマカレー」(白い器入)、セブンイレブン「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」、ローソン「スパイス香るキーマカレー」
手前から時計回りに、ローソン「スパイス香るDAIZU MEAT キーマカレー」、ファミマ「3種の挽肉の旨み キーマカレー」、成城石井の「キーマカリー」、カルディ「キーマカレー」(白い器入)、セブンイレブン「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」、ローソン「スパイス香るキーマカレー」

 さて、各社のレトルトカレーを開封して皿に出してみると、同じキーマカレーでも、具材や色、汁気、香りが全然違います。一番色が濃いのはセブンイレブン「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」、最薄はローソン「スパイス香るキーマカレー」という感じです。

 ちなみに「キーマカレー」とは、ご存知のようにインド発祥の、挽肉を使ったカレーのこと。現地では、汁気はほとんどなく、日本のドライカレーのようなスタイルが多いそう。そこで、まずは水分量の多さから比較。汁気が多いと何がいいのかといえば、ズバリ、日本のライスによく馴染むということです。

ライスに馴染む汁気が多いキーマは?

カルディ「キーマカレー」
カルディ「キーマカレー」

 結果から言えば、もっとも汁気が多かったのは、カルディ「キーマカレー」(308円)です。次点でローソンの「スパイス香るキーマカレー」(298円)。あとはどんぐりの背比べという感じで、さほど水分量には差がないのですが、あえて言えばファミマの「3種の挽肉の旨み キーマカレー」(214円)が多めに感じました。

 一番汁気が多かったカルディのキーマは、鶏肉とともにサラサラしていて、スープカレーのようにさっぱり&サラッと食べられます。

【汁気の多いキーマ】
1位:カルディ「キーマカレー」
2位:ローソン「スパイス香るキーマカレー」
3位:ファミリーマート「3種の挽肉の旨み キーマカレー」

具材の食感の豊かさを比較

ローソン「スパイス香るキーマカレー」
ローソン「スパイス香るキーマカレー」

 続いて、キーマの醍醐味の一つが、具材の食感の楽しさ。ゴロゴロ、ホクホク、コリコリ…といった具合に、使う食材や火の通し方ひとつで、ずいぶん印象が変わってきますよね。これは好みにもよるので何が良いかは一概には言えませんが、“食感の良さが際立っている”という点で順に並べると、以下のとおり。

【食感の良さ】
1位:ローソン「スパイス香るキーマカレー」
2位:セブンイレブン「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」
3位:成城石井「キーマカリー」

 1位のローソン「スパイス香るキーマカレー」は、鶏ひき肉を使用していますが、同時にゴロゴロと入ったひよこ豆の食感が最高。2位のセブンイレブン「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」は、超粗びきのゴロゴロした牛ひき肉を使用していて、肉の食感が心地よく、粗めの牛挽肉を使っている3位の成城石井「キーマカリー」も、ひよこ豆の食感がビビッドに感じられます。

 ちなみにひよこ豆をカウントせず、肉だけの食感で言えば、ダントツでセブンの「濃厚な牛ひき肉の旨み キーマカレー」がイイです。