餃子ブームの次は「シュウマイ」ブーム! 手抜きではなく“手間抜き”できる冷凍シュウマイの魅力とは?

味の素冷凍食品の「ザ★シュウマイ」を実食

味の素冷凍食品の焼売2種類を実食。筆者は「ザ★シュウマイ」を食べるのは初めて
味の素冷凍食品の焼売2種類を実食。筆者は「ザ★シュウマイ」を食べるのは初めて

 今回は「ザ★シュウマイ」と業務用の「黒豚大焼売」をせいろで蒸して食べてみることにしました。もちろん、いずれも電子レンジで加熱するだけで食べられますが、この「せいろ」を使ったひと手間こそ自宅で本格的な焼売を楽しむポイントです。

 まずは水に濡らしたせいろにクッキングペーパーを敷き、凍ったままのシュウマイをのせます。あとはフタをして約10分弱火で加熱するだけ。せいろを使うなんて面倒くさそうだなと思っていましたが、実はほとんど手間がかからないんです。しかも、このまま食卓に出せるので、お皿に並べる手間も省けます。

今回はフライパンでせいろが使える蒸し板を使用。フライパンに水を貼り、蒸し板の上にせいろをのせれるだけで蒸せるのが手軽で最高
今回はフライパンでせいろが使える蒸し板を使用。フライパンに水を貼り、蒸し板の上にせいろをのせれるだけで蒸せるのが手軽で最高

 蒸し上がったシュウマイがこちら。電子レンジで加熱するよりもふっくら蒸し上がっているのがひと目でわかります。電子レンジと比べて加熱時間はかかりますが、これぐらいであれば普段からやってみようかなという気になりました。

蒸したてのシュウマイは冷凍食品とは思えないようなふっくら感
蒸したてのシュウマイは冷凍食品とは思えないようなふっくら感

 スーパーで購入できるザ★シュウマイは、1個が大きく、肉汁もたっぷり入っています。筍がゴロゴロ入っているので食感も楽しめ、なんといっても葱油の香りとXO醤のコクが強く、ごはんのお供にぴったりの濃い味付け! このシュウマイはタレを付けずにそのまま食べたほうが、肉の旨みが楽しめそうです。

シュウマイは個数で食べる量を調整できるのも魅力
シュウマイは個数で食べる量を調整できるのも魅力

 これを食べて冷凍食品だと思う人はほとんどいないんじゃないかと思うほどのクオリティで、ザ★シュウマイが人気なのも納得。包む手間をかけずにここまで本格的なシュウマイが楽しめるということに正直驚きました。

 日本シュウマイ協会発起人のシュウマイ潤さんによると、シュウマイはつけるタレによっても印象が大きく変わるそう。ソースや辛味噌、マヨポン酢、柚子胡椒、わさび醤油、柑橘系果汁を使うのがおすすめで、タレにごとに相性のいいお酒も異なります。

ごはんだけでなくおつまみとしてのシュウマイのポテンシャルの高さも伺われる
ごはんだけでなくおつまみとしてのシュウマイのポテンシャルの高さも伺われる

 実際に筆者も柚子胡椒をつけて味変してみたのですが、“中華”だったシュウマイが一気に“和食”に変化しました。肉の旨みが倍増し、辛みや柚子の風味が加わったことで、コクのあるタイプや熟成タイプの日本酒との相性が良さそうです。

 自宅の冷凍庫にシュウマイをストックしておくだけで、昼食や夕食にぴったりな一品があっという間に完成します。改めてシュウマイの魅力を再発見してみませんか?

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。