コロナ禍で「第三次サバブーム」が到来!? その実態を調査

栄養バランスや健康を重視して自宅で料理する人が増加

 コロナ禍で外食を控える人が増えたためか、男性の30%、女性の43%が自宅で料理を作る頻度が増えたと回答しています。

 ちなみに自宅調理で重視するポイントの1位は「栄養バランスや健康」、2位は「低価格」、3位は「味の美味しさ」。リモートワークや外出自粛で、栄養の偏りが生じないように意識していることがうかがえますね。

美味しくて健康によくて安い、いいことずくめの「サバ」

 そこで6割以上の人に購入されていたのが「サバ」なのです。サバ商品のなかでも、長期保存が効く「サバ缶」と、手軽にアレンジしやすい「塩サバ」が人気の上位を占めました。

 ちなみにサバを料理に使う理由としては、「味が好き・美味しい」が57.9%で1位、「栄養バランスがよい、健康によい」が49.8%で2位、「価格が安い」が41.7%で3位。先にご紹介した自宅調理で重視するポイントとしっかり重なっていることがわかります。

血液サラサラ、集中力アップなど健康効果もバッチリ

 多くの人がサバは健康にいいと知っていますが、調査によると、具体的な栄養効果を知っている人は少数という結果が判明しています。

 もっともよく知られているのは「血液サラサラ効果」ですが、ほかにも「集中力アップ」「整腸作用」「脳の神経細胞の活性化」など、さまざまな健康効果が期待される魚が「サバ」なのです。

 そのカギとなるのが、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)です。どちらも体内で生成することができない必須脂肪酸の一種で、サバの脂肪に多く含まれているそう。ちなみに冷たく澄んだノルウェーの海で育つサバは脂質がたっぷりで、DHAとEPAを豊富にとることができます。

 健康によい、いいことずくめの「サバ」、なんだか無性に食べたくなってきませんか?