買うより断然安くて旨い! 話題の「サラダチキンメーカー」でおつまみ作りに挑戦してみた

コンパクトで操作性はシンプル

カラーはレッド、ネイビー、ライトベージュの3色展開。4500円(税込)
カラーはレッド、ネイビー、ライトベージュの3色展開。4950円(税込)

 サラダチキンメーカーの本体サイズは235×127×155mm,重さは952gと、調理家電としては小ぶりなサイズ感。コンパクトなサイズですが、鶏むね肉300gがぴったり収まる大きさで、コンビニのサラダチキンに換算すると、約2~3食分が一度に作れます。作ったものはストックして何回かに分けて食べてもいいし、家族で食卓を囲む際の一品として使うのにもぴったりです。

鍋とフタは丸洗いできるので、衛生面も安心
鍋とフタは丸洗いできるので、衛生面も安心

 パーツはフタ、鍋、本体の3つのみで、鍋に鶏むね肉と水を入れて加熱するだけ。操作性もシンプルで、本体には3つのボタンしかありません。ボタンごとに温度とタイマーが設定されているので、いずれかを押して放っておくだけでサラダチキンが完成します。

左から順に「柔らかモード」「スピードモード」「連続モード」。電源コンセントを挿したら、あとはボタンを押すだけでOK。タイマーをセットしなくていいので便利
左から順に「柔らかモード」「スピードモード」「連続モード」。電源コンセントを挿したら、あとはボタンを押すだけでOK。タイマーをセットしなくていいので便利

 調理モードは、約65℃(±5℃)で2時間加熱する「やわらかモード」、約170℃で20分加熱する「スピードモード」、約160℃で加熱し続ける「連続モード」の3つ。しっとりしたサラダチキンを作りたいときは「やわらかモード」がオススメだそうです。

サラダチキンもサラダサーモンも作れる

本体スイッチ面を正面として、肉の厚みがあるほうを右側に、皮面があるほうを下にして入れる
本体スイッチ面を正面として、肉の厚みがあるほうを右側に、皮面があるほうを下にして入れる

 サラダチキンの作り方はとにかく簡単。付属のレシピブックを見ながら早速作っていきましょう。

 まず300gの鶏むね肉の表面の水分を拭き取り、全体に小さじ1の塩をすり込みます。この状態で30分寝かせると味が染み込みますが、寝かせなくても大丈夫。次に、鍋に肉を入れ、水300ml、酒大さじ1、生姜1片、長ネギの葉2~3枚を加えたら、フタをして「やわらかモード」のボタンを押すだけ。

 2時間後に完成のアラーム音が鳴ったら、そのまま15分ほど放置し、カットすれば完成。また、加熱から90分で別容器に移して常温で30分休ませると、よりしっとり仕上がるそうです。

今回は2時間経ってから15分放置する方法を選んだ。表面には油が少し浮いている
今回は2時間経ってから15分放置する方法を選んだ。表面には油が少し浮いている

 完成したサラダチキンを食べてみると、塩気がほんのり感じられ、なんといってもしっとりした肉質に驚かされます。鶏むね肉は加熱次第でパサつきやすい食材ですが、このサラダチキンはコンビニで買うものと比較しても絶妙な水分量で、まさに“丁寧に火入れしたチキン”という印象でした。

今回はシンプルに塩をすり込んですぐ2時間茹でて15分放置しただけだが、それでも十分おいしく作れた
今回はシンプルに塩をすり込んですぐ2時間茹でて15分放置しただけだが、それでも十分おいしく作れた

 スピードモードなら20分の加熱で済むので、短時間で作ろうと試してみましたが、やはりしっとり感はもの足りませんでした。しかし、そのまま食べるのでなくアレンジして食べるなら、スピードモードを使うのもアリだと思います。

 レシピブックを見てみると、サラダチキンを作るのとほぼ同じ要領でサラダサーモンも作れることがわかったので、こちらも作ってみました。刺身用サーモン140gに塩少々をまぶして表面を拭き取り、鍋にサーモンと水200ml 、酒大さじ1/2、塩小さじ1/2、生姜1片を入れたらアルミホイルで落としぶたをし、「やわらかモード」のスイッチを押します。30分経ったらスイッチを押して運転を停止し、別の容器に移し替えて煮汁に漬けたまま冷蔵庫で冷やせば完成です。

約45分でサラダサーモンが完成
約45分でサラダサーモンが完成

 コンビニでは割高なサラダサーモンも、満足のいく量が作れるのが魅力。もちろん身はしっとりしていて、パサつきは感じません。こうした低温調理が手軽にできることこそ、サラダチキンメーカーの大きな強みだと言えます。

 ただし、「やわらかモード」はしっとり仕上がる反面、調理にある程度の時間がかかるのが悩ましい点です。そのあたりはコンビニのサラダチキンに軍配が上がりますが、添加物などを一切使わずして、コスパ良く作れるのはやっぱりありがたいですね。