いまコンビニ納豆が美味しすぎる! 大手コンビニの個性的な納豆を食べ比べてみた

個性豊かな各社のオリジナル納豆

左からセブンイレブン「北海道産小粒納豆」、ローソン「におい少なめ やわらか納豆」、ファミリーマート「国産大豆100% 中粒納豆」
左からセブンイレブン「北海道産小粒納豆」、ローソン「におい少なめ やわらか納豆」、ファミリーマート「国産大豆100% 中粒納豆」

 3つのコンビニの納豆を一度に開けると、丸大豆の大きさが違うことがよくわかります。3つの比較で言うと、一番大きいのがファミリーマートの「国産大豆100% 中粒納豆」。最小がローソンの「におい少なめ やわらか納豆」、その中間が、セブンイレブンの「北海道産小粒納豆」です。ちなみに測ってみると、ファミリーマートの中粒は1粒1cm強ありました。

一番右がファミリーマートの「国産大豆100% 中粒納豆」。豆の食感が好きな人にはオススメ
一番右がファミリーマートの「国産大豆100% 中粒納豆」。豆の食感が好きな人にはオススメ

 続いて、箸でかき混ぜると、ローソンが最も早く泡立ち、続いてセブンイレブン、最後にファミリーマートという順番。やはり粒の大きさが影響するのでしょう。そして、30回かき混ぜた状態を見ると、どれも泡立ちはあるものの、最高に泡立っているのはローソン。続いてセブンイレブン。これも粒の小さい順に。追記すると、5分後に泡立ちが消えなかったのもローソンです。

 なお香りを嗅いでみると、どれも嗅いだ瞬間は同じような納豆臭がしますが、深く吸い込むと、ローソンだけは納豆の残り香が少ないことがわかります。さすが「におい少なめ」と謳っているだけのことはあります。

30回かき混ぜた状態
30回かき混ぜた状態

 さて、食感と味です。粒の大きさはもちろん、食感に大きく影響するため、ファミリーマートの中粒は、納豆をしっかり噛んで食べることになるため、納豆の味を強く感じます。一方、最小粒のローソンは、小さいだけでなくやわらかく仕上げているので、“とろりと半液体のような感じ”で食べられます。

 そして、またしても中間を行くのがセブンイレブン。こちらは“噛みごたえもありつつ、スルスルと喉越しも良い感じ”です。そして、北海道産という印象のせいか、丸大豆の味が濃い気がします。なお、タレとカラシの塩梅は3社とも大きな変わりはなしでした。ただし、ここまで連続で納豆を食べ続けているので、舌がバカになってきている可能性も否定できません…。

 というわけで、ここまでは納豆だけで食べましたが、この個性豊かな納豆たちは、ご飯と一緒に食べると、大きく印象が変わってきます。

ご飯にのせてみると、粒の大きさによってなじみ具合、からみ方が変わってきます
ご飯にのせてみると、粒の大きさによってなじみ具合、からみ方が変わってきます

 小粒のローソンはごはんとなじみやすく、からまり方もいい。一方、中粒のファミリーマートは、納豆の粒感が強いので、ご飯からちょっと浮いた感じになります。そして、またまたその中間がセブンイレブン。納豆の粒感も程よくあり、なおかつごはんともなじみます。ご飯との相性は好みもありますので、参考までに。

 というわけで、3社6種類の納豆を食べてきたわけですが、同じ“コンビニ納豆”でも、そこには非常に大きな個性と差がありました。自分の好みをリピートするのも、いろいろなタイプを都度味わうのも楽しいと思います。ぜひ、みなさんも各社の納豆を試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)