10万台売れた大ヒット商品! 「バーミキュラ フライパン」は普通のフライパンとどこが違う?

用途に合わせてサイズを選べる

深型タイプは幅430×高さ110×深さ50mm、重さは約1.05kg
深型タイプは幅430×高さ110×深さ50mm、重さは約1.05kg

 今回、筆者が使ったのは24cmの深型タイプ。ウッドハンドルの素材はオークかウォールナットかを選べるようになっており、自分好みのハンドルにできるというのが所有欲を満たしてくれます。

 別売りのフタは熱くなりにくいのが特徴。自立するので、立てて置けば調理中もキッチンで場所を取りません。

「24cm フライパン専用リッド」は3850円。これがあれば煮物や蒸し調理に役立つ
「24cm フライパン専用リッド」は3850円。これがあれば煮物や蒸し調理に役立つ

 バーミキュラ フライパンは鋳鉄×ホーローでできているので、ステンレスのフライパンに比べるとずっしり重みがあります。最初は「使いにくいかな?」と心配でしたが、使ってみるとあまり気にする必要はないことがわかりました。

 その理由は、フライパンを振る必要がないから。バーミキュラ フライパンは、水が馴染む特殊な性質の新開発のホーローと、蓄熱性の高い鋳鉄の組み合わせでできています。これにより食材から出る余分な水分をすばやく飛ばしてくれるので、鍋を振る必要がありません。もともと、ホーロー製品はぶつけることがNGなので、フライパンを振るのがクセになっていた人は使い方に気をつけましょう。

炒め物の仕上がりで違いがわかる

野菜の旨みを含んだ水分を内部に留めて、外に逃さないのが魅力
野菜の旨みを含んだ水分を内部に留めて、外に逃さないのが魅力

 バーミキュラ フライパンは鉄鍋なので、最初に予熱が必要です。油を入れて加熱し、煙が立ったら食材を入れるのが基本の使い方となっています。この予熱を忘れると食材が鍋にこびりつく要因になるので要注意。

 最初に作ったのは野菜炒めです。ステンレスのフライパンでは野菜の水分が出てベチャベチャになりやすいのですが、バーミキュラ フライパンで作る野菜炒めは水分を瞬時に飛ばすので、まったくベチャッとすることがありません。

冷蔵庫の残り物の野菜を炒めただけで、立派な一品になる
冷蔵庫の残り物の野菜を炒めただけで、立派な一品になる

 実際に食べて見ると、玉ねぎやピーマンといったしっかり火を通したい食材はしんなりとしていてもベチャつきはなく、野菜の甘みが感じられます。キャベツはシャキシャキの食感が残っており、まさに町中華で食べるような野菜炒めのクオリティに仕上がりました。

残り物のチャーシューを加えたら贅沢なチャーハンになった。加熱時間はステンレスのフライパンよりも短く済んだ
残り物のチャーシューを加えたら贅沢なチャーハンになった。加熱時間はステンレスのフライパンよりも短く済んだ

 野菜炒めがあまりにおいしく作れたので、続いて“パラパラな仕上がりが命”のチャーハンを作ってみました。煙が出るまで予熱したら玉子を入れてごはんを投入。全体にしっかり熱を加えたら、具と塩コショウ、醤油でシンプルに味付けしました。

鍋を振らなくてもここまでパラパラに仕上がることに驚いた
鍋を振らなくてもここまでパラパラに仕上がることに驚いた

 このチャーハンが驚くほどパラパラに仕上がっており、普段どおりに作っただけなのに、自分が料理上手になったような気分になりました。炒めものやチャーハンといった”ベチャベチャ厳禁”な料理が必ずおいしく作れるというのは、ステンレスのフライパンにはない魅力でしょう。