二度と行かない! 本当にあったレストランで受けた理不尽エピソード5選

事件ファイルNo.2:「バルサン事件」(会社員・40代女性)

 先日、友人と会社のそばの韓国料理店にランチを食べに行った時のことです。その店は初めて訪れたお店だったのですが、入店すると、テーブルの消毒もきちんとしている様子で、コロナ感染防止対策もバッチリ。そして注文した私の「ユッケジャン定食」は期待以上の美味しさで、友人の「石焼ビビンバ」も本格的で美味しそう。友人と「美味しい店で良かったね」と顔を見合わせた時です。

 隣のテーブルで食べていたカップルが、「すいません」と店員さんを呼んで、器の中を指差しています。すると店主らしきそのスタッフは「あっ! 誠に申し訳ありませんでした」と言い、続けて「土曜日にバルサン炊いたんですけどねえ!」とでっかい声で言うではありませんか。その一言で、もう確実にあの黒い虫が料理に入ってたんだな、と確信。私たちは食べている最中だったので、一気に食欲ダウン。もはや味どころではなく、スープからスプーンですくい上げる具材に変なものが混じってないかどうかしか気になりません。

 しかし、そのカップルがお会計する段になると、店主は何食わぬ顔でしっかりお代を請求。「おいおい、お金とるんだ……」とさらに衝撃。加えて、そのカップルが帰った後、厨房のおばさんと大きな声で話し始めたんです。「バルサン炊いたばかりなのにね~」、「やっぱり週1回はバルサンやんなきゃダメだね」、「バルサンやっても、その後もヨロヨロの奴が歩いてんだよ」などなど。しかも大声で。狭い店内なので、会話はお客みんなに聞こえていたはずだし、まだ食べている人もいるんですよ。無神経すぎます。飲食店では、お客さんが気持ちよく食べることを大事にして欲しい。それを完全に忘れているお店だと思いました。