料理にもアレンジし放題！ 普段から摂取したい栄養価にも着目
トマトはビタミンC、E、カリウムや食物繊維、リコピンやβ-カロチンを豊富に含む栄養食材。井出さんが近隣の病院に勤める漢方の先生から聞いた話によると、「トマトは夏は冷やす作用があるし、冬はトマトのビタミンやミネラルに唐辛子を加えることで代謝も促進する。漢方的には最強の食材なんですよ」とのこと。
加えて、「人間が体内に摂取した余分な毒素などを排出するのには、ミネラルの摂取が大切。基本は量をたくさん取るのが大事なので、健康のためにもトマトを普段から楽しんで味わってほしいですね」と井出さんが話してくれました。
併設する「直売所」では全種類のトマトはもちろん、A級品やB級品、お手頃価格のトマトも手に入れることができます。著者はラックに入った1個93円のかなり大玉の桃太郎トマトに注目。選び悩んでいたところ、「ちょっと傷がついている方が美味しいよ」と教えてもらいました。
料理にアレンジしやすい大玉のトマト。井出さんのオススメのレシピは「トマトソース」や、夏野菜をたっぷり摂取できる「ラタトゥユ」、「チキンのトマトスープ煮込み」だそう。特にラタトゥユは日持ちもするので、副菜としてとても重宝しました。トマトって、どんな食材とも合わせやすく、とにかく万能だと実感！
そんな『井出トマト農園』の美味しさを体験するには、トマトジュースもぜひ飲んで欲しい逸品です。井出さんのトマトらしい「濃厚すぎず、瑞々しい味わい」を堪能することができます。
「このトマトジュースを使って、トマト鍋にするのがオススメ。最後の〆として、残ったスープにスパゲティと生クリームを入れてみてください。激ウマですよ！」（井出さん）
井出さん伝授！ 夏にぴったりな「トマトスムージー」
最後に井出さんが、「夏はスムージーにしたら美味しいよ」とスムージーを作ってくれました。ひんやりと栄養満点の「トマトスムージー」の美味しさったら！ せっかくなので、レシピをご紹介しましょう。
2人分の材料はトマト150g、パイナップル100g、バナナ1／3本（40gくらい）、氷70g。これらをざっくりと切って、ジューサーにかけるだけ。トマトのさっぱりした味わいにフルーツが合わさって爽快な喉ごしです。
『井出トマト農園』のトマトは直売所はもちろん、オンラインストアでも購入することができます。ぜひ取り寄せて、その美味しさとトマトの素晴らしさをぜひ、堪能してみてください。
（撮影・文◎草地麻巳）
