絶品豚ラーメンに心もお腹も大満足！
さて、阿佐ヶ谷店では、三密にならないよう、店先で販売スタッフが案内兼、オーダーを聞くシステムでした。注文もマスク越しに伝えるだけ。ラーメンは「豚ラーメン」のみですが、豚「マシ」や豚「マシマシ」があり、麺量は、ミニ（150g）、並（250g）、大盛（375g）の3種類。また、ニンニク、野菜、背アブラ、味の濃さなどは無料でカスタマイズできます。
チャーシュー好きの私は、豚「マシ」ラーメンにしましたが、麺量は「並」。カスタマイズも、ニンニク「大さじ1」で、野菜は「標準（300g）」、背脂も「標準」、味は「タレ少しのカラメ」でオーダー。ちなみに、初めての店では、最初から大盛りや背脂マシマシ、野菜マシマシなどをしないほうがいいことは経験済み。ここで、全てをマシマシにすると総重量1kgを超えるデカ盛りになると思いますが、美味しく食べるためには、まずはお店の標準を知ることが大事。そこで、1番値段の安い「豚ラーメン」のミニ（780円）も購入してみました。
ちなみに、どちらもニンニクはマシマシにしていないのにとんでもなく強烈な匂いです。これは、たとえ2メートル以上、人と離れていても、マスクでがっちりガードしていても、この匂いは、確実に周囲に撒き散らすことになります。公共交通機関などで持ち帰る場合はご注意を！
さて、自宅に持ち帰って袋を開けてみると、丼とジップロップで1セット。丼は二重構造になっており、下にスープ、上に麺とチャーシュー、ニンニクが入っています。野菜はジップロックに入っていました。購入から30分経っていたので、軽くレンチンし、麺と具材をスープに移して完成！
並にしたのですが、肉マシにしたのでかなりのボリュームです。そのチャーシューが、実に柔らかそうな角煮タイプで、かなり私好み。そのチャーシューから食べると、ぷるんと噛み切れ、甘い煮汁と脂がとろけ出しました。久しぶりのプロの味に感涙寸前。早くも幸せな気分です。チャーシューから溶け出す旨味と脂と、適度な背脂が散りばめられたスープにも感激します。そして何より秀逸だったのは自家製麺です。
茹で上げから30分以上の時間が経っているのに、全く伸びていないし、強いコシ。もっちりした弾力、小麦の味、香りもしっかり伝わってくる。非常に力強く、イキイキした麺で、深みのあるスープと絡み、最高です。持ち帰りのラーメンなのに、店で食べるのと同じか、あるいはそれ以上のクオリティに驚きです。
ちなみに、一般の女性なら「豚ラーメン」のミニでも、十分にお腹いっぱいになると思います。とくに二郎系ラーメンはある意味ハードルが高くて行きたくても行けなかったという女性にとって『宅二郎』は最高。コロナが終息しても、私自身、この味は忘れがたく、また買いに行こうと思います。
（撮影・文◎土原亜子）
●SHOP INFO
店名：麺屋 宅二郎 阿佐ヶ谷駅前店
住：東京都杉並区阿佐ヶ谷南2丁目20-10
TEL：080-2501-6751
営：11:00～20:00（Uber Eats・テイクアウトのみでの販売）
休：不定休（店舗にお問い合わせください）
https://taku-jiro.com
●プロフィール
荒川治
東京都内在住のタクシー運転手。B級グルメ好きが高じて、現職に就き、お客さんを乗車させつつ、美味い店探しで車を回している。中年になってメタボ率300％だが、「死神に肩をたたかれても、美味いものを喰らって笑顔で死んでやる」が信条。写真検索で美味しそうなモノを選び、食べに行って気に入ればとことん通い倒す。でもじつは、自分で料理を作ることも好きで、かなりの腕と評判。
