旨い店はタクシー運転手に訊け! 冬こそ食べたい『笑梟』(新宿)の「冷たい肉中華」とは?

旨い店はタクシー運転手に訊け! 冬こそ食べたい『笑梟』(新宿)の「冷たい肉中華」とは?
『肉そば家 笑梟(フクロウ)』の「山形・冷たい肉中華」720円 | 食楽web

「旅先で旨いものが食べたければ、タクシードライバーに聞くのが一番」と言います。そこでB級グルメに精通する現役運転手・荒川治さんにイチオシのお店へ案内してもらいます。

 まだ冷える日が続く昨今ですが、今回はそんな寒い日でも食べたくなる絶品の“冷たいそば&らーめん”をご紹介したいと思います。それは、東京・新宿の都庁裏手、熊野神社前の十二杜通りにある『肉そば家 笑梟(ふくろう)』の「山形・冷たい肉そば」(720円)と「山形・冷たい肉中華」(720円)です。

 山形名物の“冷たいラーメン”はご存知の人も多いかもしれませんが、それとはちょっと違います。ここのは、大正時代に生まれた山形県寒河江市・河北町の名物料理。地元では、夏も冬もこの「冷たい肉そば」や「冷たい肉中華」を食べるんですって。店主は、まさにその寒河江市出身の森岡宏之さんです。

 オープンから10年経っているお店なのですが、実は私が知ったのはつい最近。平日の昼間、タクシーを走らせている時に、行列している様子を見かけたんです。何の店だろうと看板を見ると、「肉そば家」とあります。

 タクシーを停めて、昼休憩がてら入店することに。すると、寒い中、並んでいた人たちのほとんどが、「冷たい肉そば」、もしくは「冷たい肉中華」を注文しています。そこで私もその寒河江市名物の「山形・冷たい肉そば」を初めて食べてみることにしました。