豆の味を見定める「カッピング」の体験に行ってみた【中編】【コーヒープレス古今東西 10話】

挽いた豆にお湯を注ぎ、時間が来たらレバーを押し下げる。そんな簡単ステップで珈琲豆の味わいが堪能できるコーヒープレス。家事の合間に、仕事の休憩に。初心者からプロまで使えるうえに、手間いらずで実用的。なのになぜか、知名度は今ひとつ。使えばきっと好きになる、愛すべきコーヒープレスの魅力をご紹介します。

食楽web
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前回に続き、『丸山珈琲』主宰の「カッピング」セミナー体験記。

 品評会で、審査員が豆の風味や味わいを評価する手法として知られる「カッピング」だが、このセミナーでは講師である櫛浜健治さんの指導のもと、実際と同じ手順を体験させてもらえる。今回、比較するコーヒー豆は産地や種類、焙煎方法の異なる6種の豆だ。

 テーブルの上には、先ほど挽いたばかりの豆を入れた耐熱カップが6種類分並んでいる。比較条件を同じにするため、カップの形も豆の量も、すべて同一に揃えられている。