大阪出張がもっと楽しくなる! 新ランドマーク「ホテルロイヤルクラシック大阪」に泊まって食べ歩く“座裏”の楽しみ方

一人酒にもはしご酒にも!『立呑 またた灯』

 最後にご紹介するのは、座裏の中でもコアな酒呑みが集うのが『立呑 またた灯』。平成を飛び越えて昭和の香り漂う雑居ビルの、通りの喧騒も届かない1階奥で小さなのれんを掲げている…という、店に行き着くまでのルートさえ酒の肴になりそうな雰囲気にグッと来ます。

 店内は厨房と、ぎりぎりすれ違えるかどうかという狭さの立ち飲みカウンターのみ。“立ち飲み”という一般的なイメージと少し違うのは、暗めの落ち着いた照明に照らされる黒地のタイル壁や、ジャズが流れるシックな空間。静かにお酒を楽しみたいならうってつけです。

「あて盛」580円。この日は右から「生カキ ぽん酢」、「ツルムラサキのおひたし」、「かぶら鶏そぼろあんかけ」
「あて盛」580円。この日は右から「生カキ ぽん酢」、「ツルムラサキのおひたし」、「かぶら鶏そぼろあんかけ」

 お品書きにはお造りや焼き物、揚げ物に仕上げた季節の一品が日替わりで並びます。少しずつ味わってみたいなら、その日のおすすめを取り分けてくれる「あて盛」をオーダーしましょう。お酒のすすむアテを少量ずつ味わうことができます。

「肉豆腐」430円
「肉豆腐」430円

 そして、定番メニューとして人気なのが、小鍋でくつくつと炊いた「肉豆腐」。品の良いだし汁がスッと体に染み渡る一品です。少し小腹が空いた時にもちょうどいいボリュームで、まずはこれをという常連さんもいるド定番です。

 立ち姿が絵になるご主人の住吉さんは、お酒を楽しんでいるお客さんを控えめに見守りつつ、旬の素材を使って腕を振るいます。お酒は各地から仕入れる日本酒を揃え、なくなればまた違うものを仕入れるので、大体いつも目新しいお酒が用意されています。「その日のおすすめは気軽に声をかけて」と住吉さん。静かに過ごしたい夜は、こちらののれんをくぐってみてください。

●SHOP INFO

立呑 またた灯 外観

店名:立呑 またた灯

住:大阪市中央区難波4丁目3-16 GTタウンビル1F
TEL:090-5160-8662
営:17:00~23:00
休:不定休

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 なんばの新たなランドマーク『ホテルロイヤルクラシック大阪』と、滞在をさらに有意義なものにしてくれる座裏のグルメスポット、いかがでしたか? 伝統と新しいものを大切にする大阪を垣間見ながら、地元の人たちが愛するグルメを味わい、“今”の大阪を満喫してください!

(取材・文◎堤律子)

●DATA

ホテルロイヤルクラシック大阪

住:大阪市中央区難波4丁目3-3
TEL:06-6633-0030
https://hotel-royalclassic.jp