ココロとカラダはどう変わる? 発芽米を中心とした料理で理想の自分を作る「ファンケルフードトレーニング」に挑戦してみた!

「ファンケルフードトレーニング」を実践してみた!

 最初に、料理家のスズキエミさんに、“ファンケルフードトレーニング”の5つのポイントに沿ったスペシャルメニューを考案してもらい、それを、ライターの長谷部美佐さんが日常生活で実践。一週間食生活を鍛えてもらいました。

 素材そのものの美味しさを活かした料理に定評のあるスズキエミさん。健康のことを考え、普段からご自身も五分づきの玄米を食べているというだけあって、ファンケルの「発芽米」にも興味津々。
「初めて食べましたが、玄米よりもクセがなく、冷めても旨みがしっかり残っているので感動しました。発芽米を炊くときも、玄米ほど浸水する必要がないので、扱いもとてもラクですよね。こんなに手軽に作れて美味しいのなら朝昼晩、毎食発芽米の献立を食べたいくらいです」とスズキエミさん。

スズキエミさん……レストランやカフェ勤務を経て、料理家として独立。料理教室『暦ごはんの会』を主宰。素材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『季節の保存食とレシピ』、『スズキエミさんのいただく野菜』などがある
スズキエミさん……レストランやカフェ勤務を経て、料理家として独立。料理教室『暦ごはんの会』を主宰。素材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『季節の保存食とレシピ』、『スズキエミさんのいただく野菜』などがある

 そんなスズキエミさんが考案した、「発芽米」の魅力である旨みと甘みを存分に味わえる1日の献立メニューのレシピをご紹介しましょう。

【朝食】
さっぱり美味しい時短レシピで、ココロとカラダを目覚めさせる!
「しらすと温やっこのっけごはん」と「根菜の味噌汁」

カロリー総数:498.7kcal 野菜摂取量:156.5g 食物繊維:6.15g 食塩相当量2.36g

 忙しい朝でも短時間で作れる、栄養満点&お手軽朝食メニュー。しらすと温やっこのっけごはんは、最後に熱したごま油を回しかけることでコクが増し、「発芽米」の甘みも引き立ちます。「ポイントは、豆腐に熱を加えて余分な水分を出すこと。こうすることで豆腐が濃厚な味わいになるんです。味噌汁は野菜を多めにして食物繊維を意識しました」(スズキエミさん)

●しらすと温やっこのっけごはん

材料(2人前)

・発芽米ごはん……2杯分
・豆腐(絹ごし)……2/3丁
・しらす……30g
・生姜……1/2片
・ごま油……大さじ1

作り方

1.豆腐は耐熱容器に入れふわりとラップをかけ電子レンジで3分あたため、水気を切っておく。生姜はすりおろしておく。

蒸気の力でラップが裂けてしまうことがあるので、電子レンジで豆腐を温める時は“ふんわり”かけるのが鉄則
蒸気の力でラップが裂けてしまうことがあるので、電子レンジで豆腐を温める時は“ふんわり”かけるのが鉄則

2.器に発芽米をよそい、スプーンで1.の豆腐、しらすと生姜をのせる。

3.鍋にごま油を敷いて煙が出るまでよく熱し、しらすや豆腐がのった発芽米にかけて完成。

●根菜の味噌汁

材料(2人前)

・大根……200g
・にんじん……100g
・長ねぎ……1/2本
・煮干し……3尾
・昆布……5cm角
・味噌……大さじ1

作り方

1.大根は皮をむき、にんじんは1cmの角切りに、長ねぎは1cmの長さに切る。

2.鍋に1.の大根、にんじん、長ねぎの白い部分、煮干し(頭とはらわたは取る)、昆布、水500ccを入れて中火にかける。沸騰したらアクを取り、弱火で8分ほど大根と人参が柔らかくなるまで煮て、10分ほど休ませたら、煮干しと昆布を取り除く。

3.2.に長ねぎの青い部分、大根の葉のみじん切りを加えて中火にかけ、沸騰したら火を止め味噌をといて完成。

【昼食】
チャーハンとサラダでパワーと栄養をチャージ!
「豚肉と蓮根の梅チャーハン」と「じゃがいもとブロッコリーのサラダ」

カロリー総数:716.8kcal 野菜摂取量:142g 食物繊維:6.05g 食塩相当量:1.78g

 メインのチャーハンには大ぶりのレンコンがゴロゴロ入っていて食べ応え十分! 梅干しのほどよい酸味を加えることで、「発芽米」の旨みが際立つ一品です。「サラダに使ったブロッコリーは、くたっとするまでしっかり茹でると青臭さが少なくなり、甘みが増します。野菜が苦手な人でもこれなら食べられるのでは? 最後に酢を入れて全体の味を引き締めています。爽やかな酸味がチャーハンとも相性抜群ですよ」(スズキエミさん)

●豚肉と蓮根の梅チャーハン

材料(2人前)

・発芽米ごはん……2杯分
・レンコン……1/2節
・豚肩ロース肉……70g
・青ねぎ……2本
・鰹節……ひとつかみ
・ごま油……大さじ1

(a)
・叩いた梅干し……1個分
・醤油……大さじ1/2

作り方

1.レンコンは1cmの角切りにし、水にとりアク抜きをする。豚肉は2cmに切る。

2.フライパンを熱して、ごま油を入れて豚肉を炒め、色が変わったらレンコンも加え、カドが半透明になるまで炒め合わせ、ボウルに移す。

3.フライパンを熱し、ごま油大さじ1/2を回し入れ、発芽米を加えたら、鍋肌に沿わせるように広げて押し付け、焦げ目をつける。

発芽米を炒める際、ほどよく焼き色をつけると香ばしさが増して美味!
発芽米を炒める際、ほどよく焼き色をつけると香ばしさが増して美味!

4.3.に2.の具材を戻し入れてよくなじませ、(a)と鰹節を加え、さらに混ぜ合わせる。器によそい、小口切りにした青ねぎをちらして出来上がり。

●じゃがいもとブロッコリーのサラダ

材料(2人前)

・じゃがいも……1個
・ブロッコリー……1/4房
・塩……ひとつまみ
・水……100cc
・米酢……大さじ1/2
・オリーブオイル……大さじ1

作り方

1.じゃがいもは皮を剥き、1.5cm角に切り、水にさらしてアク抜きをする。ブロッコリーは親指大の小房に分けておく。

2.厚手の鍋に、水と1.のじゃがいもを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火で7分、ブロッコリーを加え蓋をしてさらに7分煮る。

3.蓋を取り、中火にして水分を飛ばしたら、塩とオリーブオイルを加え、粗熱が取れた後に酢を加え、さっくりと和えて完成。

【夕食】
1日の疲れを癒やしてくれるエスニック料理
「ごぼうと水煮大豆のキーマカレー」と「さつまいものポタージュ」

カロリー総数:941.4kcal 野菜摂取量:330.5g 食物繊維:32.1g 食塩相当量:2.42g

 スパイスの効いたエスニックディナーは、1日の疲れを癒やすのにぴったりの献立。「キーマカレーのパンチのある味わいは、発芽米の旨みやコクと好相性。ごぼうや大豆、発芽米のぷちぷちとした食感も楽しく、食べるほどに元気が湧いてきますよ」(スズキエミさん)
 ほどよい辛さのカレーには、さつまいものポタージュの優しい甘みがよく合います。食物繊維もたっぷりで、腸にも嬉しい一品ですよ。

●ごぼうと水煮大豆のキーマカレー

材料(2人前)

・発芽米ごはん……2杯分
・鶏挽き肉……300g
・水煮大豆……200g
・ごぼう……1本
・じゃがいも……小1個
・ミニトマト……10~14個
・にんにく……1/2片
・生姜……1片
・パセリ……少量
・カレー粉……大さじ3
・味噌……大さじ2
・醤油……小さじ1
・塩、砂糖……各小さじ1/2

作り方

1.ミニトマト2個は粗みじん切り、残りは半分に切る。ごぼう、じゃがいもは1cm角に切って水にさらしてアク抜きをする。

2.にんにく、生姜は粗みじん切りにし、鍋に入れて弱火にかける。香りが出たらひき肉を加え、色が変わるまで炒める。

3.2.に1.のごぼうとじゃがいもを加えて炒め合わせ、カレー粉も入れて2~3分炒める。

キーマカレーは具材を軽く炒めた後にカレー粉を入れ、しっかり混ぜ合わせると味がよくなじみます
キーマカレーは具材を軽く炒めた後にカレー粉を入れ、しっかり混ぜ合わせると味がよくなじみます

4.3.に砂糖を加えて炒め、1.の半分に切ったミニトマトと水煮大豆、塩を加えて15分煮込んだ後、味噌と醤油を加えてなじませる。

5.皿に発芽米をよそい、4.のカレーをかけて、荒く切った1.のミニトマトとパセリをちらしたら出来上がり。

●さつまいものポタージュ

材料(2人前)

・さつまいも……1本
・オリーブオイル……大さじ1
・水……800ml
・牛乳……200~300ml
・塩……小さじ1/4
・胡椒……適量

作り方

1.さつまいもは皮をむき、1cm厚さに切り水にさらす。

2.熱した鍋にオリーブオイルを入れ、水気を切った1.を入れ、表面の色が鮮やかな黄色になるまで炒める。

3.2.にひたひたになるくらいの水を入れ、さつまいもが柔らかくなるまで15分ほど煮る。すりこぎなどで潰し、牛乳でのばしたら、塩で味を整えて完成。