行列が絶えないKITTE丸の内の新スポット「ラーメン激戦区 東京・丸の内」に行ってみた!

行列が絶えないKITTE丸の内の新スポット「ラーメン激戦区 東京・丸の内」に行ってみた!
食楽web

 東京駅の丸の内口にあるKITTEの地下1階に、人気の行列店が5店並ぶ「ラーメン激戦区 東京・丸の内」が3月5日(火)にオープン。ラーメン業界で圧倒的な人気を誇る千葉県松戸市の『中華蕎麦 とみ田』が手がける都内初出店となる直営店『松戸 富田麺絆』を筆頭に、『らーめんせたが屋』が運営する『中華そば 福味』など、名だたる人気店が一堂に集結した、ラーメンフリークにはたまらないスポットが誕生しました。どんな味を堪能できるのか、さっそく行ってみました!

『中華そば 福味』

KITTE限定ラーメン「看板の中華蕎麦」820円
KITTE限定ラーメン「看板の中華蕎麦」820円

『らーめんせたが屋』や『ひるがお』を展開する前島司氏が立ち上げた『中華そば 福味』。現在、羽田にも店舗があり、銘柄鶏の「信玄鶏」の丸鶏を、100%不純物を取り除いたRO水を使って、上品でふくよかな鶏の旨味を引き出したスープが特徴のお店です。

「看板の中華蕎麦」は、すっきりとしたコクの清湯スープと、濃厚な白湯スープを合わせた一杯です。前島氏が「毎日でも食べたくなる上質なラーメンを届けたい」という思いで立ち上げたお店です。

「紅の煮干しラーメン」1,000円
「紅の煮干しラーメン」1,000円

 そして、ここでしか食べられないKITTE限定の一杯も外せません。なんと、スープが赤い、その名も「紅の煮干しラーメン」。この美しい色の正体はビーツ。ロシアの伝統料理ボルシチでも知られる、最近、注目されている野菜です。

 見た目は本当にきれいなルビーカラーで、一見すると何味なのかわかりませんが、ひと口飲むと煮干しの風味が広がって、間違いなくラーメンのスープ。このギャップもサプライズという限定の一杯は、スープがなくなり次第終了になるので早めにチェックすることをおすすめします

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『松戸富田麺絆』

「柏幻霜ポーク全部乗せ濃厚つけめん並」(200g)1,620円
「柏幻霜ポーク全部乗せ濃厚つけめん並」(200g)1,620円

 全国のつけ麺人気店が集まる「大つけ麺博・ラーメン日本一決定戦」で三連覇を成し遂げた、言わずと知れた人気店『中華蕎麦 とみ田』。店主の富田治氏は自身に密着したドキュメンタリー映画が世界的に話題になったり、海外の映画祭でラーメンを提供するなど、ラーメン界の絶対王者といわれています。そんな富田氏が満を持して丸の内へ。

 とみ田の代名詞は「濃厚豚骨魚介つけめん」。この極太麺は小麦の風味が感じられ、そのまま食べてもおいしいんです。事実、お店でも「つけめんの美味しい召し上がり方」が書いてあり、最初に麺だけで食べることを勧めています。この艶やかな麺は見ているだけでもおいしい! おすすめ通り麺だけで食べるともちっとした食感で噛むたびに小麦の甘味のような風味を感じます。これを濃厚なつけダレにつけていただくと、この上ない至福が口の中から全身を駆け巡ります。柚子のトッピングも爽やか。

 麺と具材を食べ終わったら、スープ割りをぜひ。煮干し、鰹節、鯖節でだしを取ったスープ割りで余すところなく飲み干しましょう。おなかも心も満たされて、あ~満足。

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『東京スタイルみそらーめん ど・みそ』

「特みそこってり」1,000円
「特みそこってり」1,000円

 味噌ラーメンといえば札幌なんて声も聞かれますが、東京発の味噌ラーメン専門店がこのお店。濃厚な赤味噌が際立つ、独特の甘味と深いコクをもった風味豊かなスープが特徴の味噌ラーメン。江戸甘味噌や信州味噌など5種類の味噌を独自にブレンドした濃厚な味わいは、ほかにはない唯一無二の味です。

 もう一つ気になるのがこのもやし。お店の方曰く、「前日に収穫した新鮮なもやしを使い、シャキシャキ感を味わって欲しい」とのこと。スープの熱で少しずつしんなりしてくるので、時間差で食感を楽しめるのも面白いです。味噌汁を飲んでホッとする気持ちと同じく、こちらのスープを飲むと何だか気持ちが癒されます。おいしくて飲み飽きない、コクがあるのに、後味がすっきりしたスープも魅力的です。

 もっとさっぱり食べたいという時は、卓上に置かれている生姜酢を投入。まろやかな酸味と生姜の風味が加わって、また違った味が楽しめます。後を引くおいしさで、やめ時がわからなくなり、結局完食してしまう一杯です。

 そして、こちらの店舗でもここだけメニューの「KITTEセット」なるものが。「みそこってり」か「白味噌らーめん」(各800円)のどちらかに、「炙りチャーシュー丼」、「高菜明太丼」(各350円)、「気まぐれ丼」(内容により価格が異なる)の中からお好きな丼をプラスして、なんと1,000円になるスペシャルセット。ランチタイムのみのお得なメニューなので、ぜひトライしてみてください。ちなみに気まぐれ丼は日替わりの内容で、何が出るかは当日のお楽しみです。

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『四川担々麺 阿吽』

「つゆ無し担々麺」普通盛880円
「つゆ無し担々麺」普通盛880円

『四川担々麺 阿吽』は、湯島に本店を構える担々麺専門店。担々麺ファンの中では東京ナンバーワンとの呼び声も高い人気店です。汁なし担々麺のブームを作ったお店とも言われ、担々麺ファンはもちろん、最近のシビレブームで訪れる多くの人たちを虜にしています。看板メニューの「つゆ無し担々麺」は、辛さ、痺れをそれぞれ0~5段階で選べます。初心者におすすめは辛さ2×痺れ2、お店のおすすめは辛さ3×痺れ2。辛さはともかく、痺れは3以上になるとかなり危険とのこと。よほど自信がある人以外、おすすめしないそうです。

「食養生」の考えをもとに作られた担々麺は、辛味に9種類の生薬と香辛料からじっくりと時間をかけて旨味を取り出し、パンチの効いた香豊かな自家製辣油を使用しています。痺れの源、花椒は香りの強い外側だけを使用し、香りが飛ばないように毎日挽いているそう。このなんとも言えない香りは、こうしたこだわりの現れだったんですね。

 ベースのタレは練りゴマや秘伝のスパイスをブレンドしたまろやかで奥深い味わい。ここに挽き肉や干しエビ、辛味、痺れが加わって、本当においしい。ただ辛いだけ、痺れるだけではなく、複雑で心地よいシビ辛が堪能できます。食べている途中でもう少し辛くても…、やっぱり痺れたい! などと思ったら、遠慮なく辛味と痺れを追加オーガーできます。ランチなどの混雑時でなければ、後から足すこともOKだそう。もちろん無料です。ほどよい辛さとしびれで、虜になる担々麺です。

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『博多屋台ラーメン 一幸舎』

 数ある博多ラーメンの名店の中でも人気の『博多屋台ラーメン 一幸舎』。福岡・博多では知らない人はいない有名店で、国内だけでなく、世界9ヵ国でも店舗展開しています。大量の豚骨を炊き込むことでクリーミーかつ濃厚なコク深さが特徴のスープは必食の一杯。博多ラーメンの特徴でもある細麺は、もちろん麺の硬さが選べます。

 豚骨ラーメンの伝統を守りながら進化させた一杯は、博多で愛される王道とんこつラーメンです。凝縮された豚骨の旨みが凝縮されたスープと細麺の相性が抜群で、延々と食べ続けられるおいしさです。

 卓上には紅消化、ごま、ラーメン専用の辛味油、にんにく、コショウなどが置かれていて、自由に味変できるのも楽しいですね。スープはコクがあるのに、これらの薬味やトッピングをすべて受け入れてくれる度量があり、決して喧嘩しないのが不思議です。

 なかでもおすすめしたいのが、ラーメン専用辛味油。クリーミーなスープに辛味が加わって違った美味しさになります。食べ進めた後や、替え玉を食べるときにプラスしてみて。

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 人気店が顔を並べているだけあって、どれも満足の一杯。逆にどこに入るか迷ってしまいそうです。オープン後はオフィスワーカーや旅行客が押し寄せること必至。並んでも食べたい一杯、ぜひ足を運んでみて。

●DATA

ラーメン激戦区 東京・丸の内

住:東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー KITTE丸の内 地下1階キッテグランシェ
営:11:00~22:00、土日祝11:00~21:00
休:KITTE丸の内に準ずる