今年の鍋はグリーンがトレンド？ 噂の「ケール鍋」と「みどり鍋」を『カフェレストラン エム ナチュール』と『農家の台所』で食べてみた！

『農家の台所』

　続いての“グリーン鍋”を求めて、新宿三丁目にある『農家の台所』へ。こちらで食べられるのは、モリンガを使った「みどり鍋」とのこと。

「豆乳とモリンガのみどり鍋」は、全9品で提供されるコースのメインディッシュとして登場します。びっくりするのはこのビジュアル。これ、お鍋？と思わず二度見してしまいそうなプチ“日本庭園”がテーブルに運ばれてきます。

　しかし、聞きなれない「モリンガ」とはどんな野菜なんでしょう？

　別名“奇跡の樹”とも呼ばれている生命力が高く、地球上の可食植物の中で、単体で最も多くの栄養素をバランスよく含んでいる唯一の植物ともいわれ、90種以上の栄養素を含む栄養価の高いスーパーフード。パウダー状で販売されていますが、料理やお菓子、ドリンクなどにも使われている注目食材なので、これまた期待大です。

　この苔玉の正体は、鶏団子と青のり。じゃがいもを土台にした鶏団子に青のりをまぶし、アスパラガスを挿したもの。もみじは秋の装いとして飾られているものなので食べられません。まず、スープをひと口。加熱することで青のりの香りがより際立って、マイルドな豆乳のスープに青のりの風味が広がって後を引く美味しさです。

　鍋の具材は『農家の台所』の名物サラダバーの野菜たち。コースにサラダバーが含まれているので、サラダとして食べるのはもちろん、そのまま鍋の具に。全国各地の生産者から仕入れる鮮度抜群で、中にはほかでは食べられない珍しい野菜もあり、気づけば野菜をたっぷり食べていて、ヘルシーに満腹になれます。

デザートにもモリンガ！　だから、ギルトフリー？

　コース内容は、名物サラダバーのほか、北海道産くりりん南瓜のスープ、前菜4種類盛り合せ（ゴロゴロ野菜のキッシュ、パルマ産生ハムのサラダ、焼き芋コロッケ　粉末醤油で、旬の野菜ピザ）、豆乳とモリンガのみどり鍋、〆のチーズリゾット、季節のブランマンジェ。デザートにもモリンガパウダーがたっぷり使われているので栄養もばっちりで、罪悪感はかなり軽減されますね。こちらのコースも期間限定で、3月ごろまでの予定。新宿三丁目店のほか、銀座店でも食べられます。

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　鍋の美味しい季節にヘルシーにおなかいっぱいになるなら、キーワードは「グリーン」。野菜不足解消にもひと役買ってくれるグリーンの鍋を食べて、体の芯から温まってみてはいかがですか。

（取材・文◎ayako）