旨い店はタクシー運転手に訊け! 死ぬまでに一度は食べておきたい天ぷら屋『天鈴』(板橋区)

旨い店はタクシー運転手に訊け! 死ぬまでに一度は食べておきたい天ぷら屋『天鈴』(板橋区)
食楽web

 一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう「東京B級グルメ案内」。今回は、荒川さんが大好きな、街の天ぷら屋さん『天鈴』へ。

 天ぷら屋さんといえば、高級店やリーズナブルなチェーン店などいろいろありますが、私が大好きなのは“街中華”ならぬ“街天ぷら”。天丼が食べたくなったら、真っ先に板橋区・小豆沢にある『天鈴』さんに並びます。こちらは、創業54年の老舗ですが、気軽に行けて、リーズナブルで、しかも唯一無二の味を楽しめるお店だからです。

場所は中山道の本蓮沼駅と志村三丁目駅のちょうど真ん中あたりの住宅街。創業当時は北区・赤羽だったそうですが、板橋区に移って42年になるそうです
場所は中山道の本蓮沼駅と志村三丁目駅のちょうど真ん中あたりの住宅街。創業当時は北区・赤羽だったそうですが、板橋区に移って42年になるそうです

 お昼に行くと驚くかもしれませんが、住宅街の片隅で行列ができているんです。ほぼ毎日、開店前からお客さんが並んでいるので、昼営業の閉店20分くらい前には並んでおくのが賢明です(ちなみに夜は予約のみです)。

 多くのお客さんは、私と同じように「天丼」(850円)がお目当てです。これは、私の見解ですが、死ぬまでに一度は食べておいたほうがいいと思う「天丼」です。どうしてかって? それは、実際に食べてみるとわかるのですが、いろんな意味で、旨いってこういうことだなぁと、しみじみ感じるからです。