プロテインヨーグルトの味はこんなに違う!

というわけで、コンビニやスーパーでよく見かけるカップ型プロテインヨーグルトを購入してきました。
買ってきたのは「オイコス」、「ザバス」、「ギリシャヨーグルト パルテノ」、「ギリシャヨーグルト」。また、イオン系列のスーパーで売っているパック型の「プロテインヨーグルト」も買ってみました。表にまとめた通り、どれも脂肪が0(もしくは控えめ)のため、カロリーが低いのも特徴です。
そして肝心のタンパク質の量については、1️食で8〜15g摂れます。これは鶏ささみ肉約1本のタンパク質量に匹敵します。ちなみに国が推奨している1日あたりのタンパク質量の目安は、女性が40〜50g、男性が60〜65gです。

ではさっそく食べ比べてみます。
まず、明治ザバスの「MILK PROTEINヨーグルト脂肪0」。ザバスといえば、プロテインで有名なので、他の商品よりやや価格が高くてもついこれを選んでしまう、という人もいるかもしれません。実際、タンパク質量も他の商品より一番多い15gです。

いざ食べてみます。特筆すべきは、その食感。フタを開けてすぐにスプーンですくった状態でも、他商品に比べてダントツなめらか。食感はクリーミ―で、ほんのり甘みがあり、一般的なヨーグルトのような酸味が全くないので、酸っぱさが苦手な人には食べやすいと思います。
ただ、他の4つの商品と比べると濃厚感は低く、味も薄め。後味に少し水っぽさも感じます。ヨーグルトというよりクリームという感じがするので、硬めのヨーグルト好きが購入すると「ん?」と思うかも。

続いて、オイコス(ダノン)の「高吸収タンパク質・プレーン・砂糖不使用」です。こちらもザバス同様、ミルクプロテインを使っていますが、ザバスとは食感も味も全く違います。
フタを開けてスプーンですくうと、どっしりした重量感があり、そのまま口に入れると見た目通りの硬さ。ちなみに、スプーンでよくかき混ぜると、重さはそのままですが、ややなめらかになります。
味は、酸味がしっかりあって甘さはなし。一言でまとめると、「非常に濃厚で硬いヨーグルト」です。

続いて「ギリシャヨーグルト パルテノ」(森永乳業)の「脂肪0・プレーン・砂糖不使用」です。ギリシャヨーグルトは、ご存知の通り、ギリシャで伝統的な水切り製法で作られている濃縮タイプのヨーグルトです。
こちらもまずフタを開けてスプーンですくうと、とてもなめらか。ただ、ザバスよりはもったり重め。
食感もなめらかながら、しっかりした感じもあります。味は凝縮タイプだけあってものすごく濃厚。ただ、オイコスと違って酸味は強くありません。ザバス同様、ヨーグルトというより濃厚なクリームという印象です。

続いて、イオンのトップバリューブランド「ギリシャヨーグルト」です。カップ型のなかで一番低価格な商品です。
フタを開けてスプーンですくうと硬めでどっしりタイプ。「オイコス」に似た食感です。ただし、ギリシャヨーグルト系の製法で、凝縮された濃厚さを感じる味わい。
最初は酸味がなくクリーミーですが、後味にほんのりと酸味を感じます。「ザバス」や「パルテノ」に比べると、ちゃんとしたヨーグルト感があり、まさに濃厚なヨーグルトを食べた感があります。

最後に、イオンのトップバリューブランド「プロテインヨーグルト」。大容量のパック型なので、毎日食べるならこのサイズを購入するのがコスパ的には良いと思います。
スプーンですくった感じはもったりと重めで、口に入れるとクリーミー。濃厚でいながらさらっとしたクリーム感もあり、酸味もほんのりあります。
ただ、気になるのは、後味に乳酸菌特有味が舌に残ること。それがかなり気になるので、はちみつやジャムなど甘みを足して食べるといいかもしれません。カロリーが低いというメリットは消えてしまいますが……。
まとめ

というわけで、全部を食べ比べた結果、やっぱり想像していたとおり、各社から出ている高タンパク質ヨーグルトは、食感も味も全然違いました。
ちなみに筆者が一番好きなのは「オイコス」。次に「ギリシャヨーグルト」。この2つ、食感も味も非常によく似ていて、もったり濃厚。しかもヨーグルトらしい自然な酸味もあって、後味もよくて純粋に美味しいです。みなさんも食べ比べて、好きな味のプロテインヨーグルトをみつけてみてください。
(撮影・文◎土原亜子)