メインはラムかチキンを選んで脂質をセーブ
メインの肉料理にはハンバーグ、チキン、ラムの3種類がありますが、この中でNGなのはハンバーグ。なぜならひき肉を使っているので断トツに脂質が高くなるから。チキンは野菜ペーストをかけた「若鶏のディアボラ風」(654kcal)と、「柔らかチキンのチーズ焼き」(753kcal)があります。チーズは発酵食品でたんぱく質も摂れますが、脂質が高くなるのでダイエット向き食材ではありません。チキンならディアボラ風を選びましょう。
皮を剥がしてポテトを残せば余裕で500kcalを切り、たんぱく質20gも軽く超えてくるので、小ライスかパンをつければバランス的にもバッチリ。ただ、フォカッチャやガーリックトースト(地域によってパンの種類が異なります)は結構油ギッシュなので危険。パンならミニフィセル一択、なければ小ライスにしておきましょう。
チキンよりさらに低カロリーなのは「ラムと野菜のグリル」で445kcal。ラムの中でも脂身の少ない部位が使われていると思われ、牛もも肉感覚で食べられます。栄養バランス的にも、メイン料理の中ではおそらくトップ。でも羊肉が苦手な人は、無理せずチキンで大丈夫。満足感を高めるためにおいしく味わうことも大切なことです。
不動の人気! コスパ最強「ミラノ風ドリア」の攻略法
不動の人気メニューといえば「ミラノ風ドリア」。サイゼリヤではコレ! という人も多いのではないでしょうか?
ホワイトソース、ミートソース、粉チーズが使われているため、さすがにカロリーは高め。ただ、特筆すべき栄養素がないものの、たんぱく質はギリギリ20gに届くかと思われます。ダイエット中の女性なら、コレ一品だけにするのも手。男性は「蒸し鶏の香味ソース」などでたんぱく質をちょい足ししましょう。ちなみに「半熟卵のミラノ風ドリア」もありますが、卵はたんぱく質だけでなく脂質も多め。脂質の高いドリアにさらに脂質を上乗せしちゃうのでやめておきましょう。
食べてOKなイタリアンメニューは? 過度のオリーブオイルは太るだけ!
イタリアン系ファミレスなだけあり、ピザやパスタメニューも充実しているサイゼリヤですが、残念ながらピザは脂質の多いチーズがたっぷり使われているため、全般的にNGです。
パスタはソースによってカロリーが大分異なりますが、「小エビのタラコソース」(594kcal)や「イカの墨入りセピアソース」(606kcal)など、比較的カロリーが低いものを選びましょう。エビもイカも高たんぱく低脂質。パスタに入っている小麦たんぱくと合わせれば、たんぱく質20gはいくと思います。
NGなのはクリーム系はもちろん、要注意なのがオイル系パスタ。オリーブオイルは健康に良い栄養素が含まれますが、摂れば摂るほど健康になるわけではありません。健康効果とダイエットは必ずしも両立するものではなく、摂り過ぎればただ太るだけ。オリーブオイルをたっぷり使った「ペペロンチーノ」(593kcal)は、「小エビのタラコソース」と似たようなカロリーですが、具材のカロリーはほとんどないため、カロリーの多くを脂質が占めてしまっています。
もうひとつ気をつけたいのは「スープ入り塩味ボンゴレ」(872kcal)。スープにオリーブオイルを使っているため、カロリーが高い! ただ実際食べてみたところ、そこまでカロリーはいってない感じはしましたが、わざわざ食べにいく必要がないのは確か。オイル系のパスタは結構カロリーが高いからヤバイってことを覚えておきましょう。
サイゼリアでは自由に使えるオリーブオイルが置いてありますが、むやみに“追いオリーブオイル”するのは厳禁。ただでさえ脂質の高いピザやパスタにかけちゃうと、健康効果どころか脂質マシマシです。