厄除けと縁結び、美容の神様も参拝できる祇園の芸舞妓さんにも人気の「八坂神社」

古くから「祇園さん」と呼ばれて京都の人々に親しまれている「八坂神社」。祭礼の祇園祭は、京都の夏の風物詩にもなっています。古来より主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、あらゆる災いを祓う神様として信仰されています。また、境内には縁結びの神様とされる「大国主社(おおくにぬししゃ)」と、美の神様「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」が祀られているため、縁結びと美容を祈願したい女性のパワースポットとしても人気です。

祇園に位置する八坂神社エリアには、おいしいお店がいっぱい。まず訪れたいのが、京都五花街の1つ、宮川町にある創業1907年の老舗洋食店『グリル 富久屋』。芸妓さんの「やわらかオムライスが食べたい」というリクエストから誕生した「フクヤライス」は、とろとろの半熟卵の上にトマトやマッシュルームがトッピングされた名物オムライスです。
半熟オムレツの下には、ハムと玉ねぎが入ったシンプルなケチャップライスが。そこにふわとろ卵に絡んだハムやマッシュルームがマッチして、柔らかい口当たりと懐かしい味わいを感じる一皿です。
●SHOP INFO
店名:グリル富久屋
TEL:075-561-2980
住:京都府京都市東山区宮川筋5-341
営:12:00~21:00(L.O.20:30)
休:木曜、第3水曜休
近隣グルメ2:チーズ専門店『プチシャレ』の「焼きチーズカレー」

同じく宮川町にあるチーズ専門店『プチシャレ』では、ランチにいただける「焼きチーズカレー」に注目を。スパイシーなキーマカレーにたっぷりと乗ったチーズの深いコクが溶け合い、おいしさはもちろんのこと、ボリュームも満点。専門店ならではの、チーズが主役のカレーです。

フランスの伝統的なブルーチーズ、ロックフォールを使った「レアチーズケーキ」もおすすめ。コーヒーとともに濃厚な味わいを堪能できます。
●SHOP INFO
店名:京都のチーズ屋さん プチシャレ
住:京都府京都市東山区新宮川町通五条上ル山田町494
TEL:075-531-5001
営:11:00~22:00 月曜のみ~20:00
休:火・水曜
お土産:『あのん祇園本店』の手づくりもなか「あんぽーね」

お土産探しと休憩に立ち寄りたいスポットが『あのん祇園本店』。こちらで人気なのが、手づくりもなか「あんぽーね」です。最中の皮に、粒あんとマスカルポーネチーズクリームを自分で詰めるもので、甘じょっぱい組み合わせが大人気。分量を調整して自分好みにできるところも楽しいですよね。

粒あんとマスカルポーネの小瓶に最中の皮がセットになったボックス入りはお土産に最適です。こちらの店舗にはカフェを併設。「あんぽーね」と店舗限定のスイーツが一緒に食べられるスイーツセットもスタンバイしています。庭を眺めながらほっとひと息してみてはいかが。
●SHOP INFO
店名:あのん祇園本店
住:京都府京都市東山区清本町368-2
TEL:075-551-8205
営:月~金12:00~20:00、土10:00~20:00、日・祝10:00~18:00
休:火曜日
お土産:1000年続く老舗『亀屋清永』の「清浄歓喜団」

歴史ある古都ならではのお菓子があるのをご存じですか? 八坂神社の目の前にある和菓子の老舗『亀屋清永』にある「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」は、なんと1000年もの歴史があるお菓子です。

「清浄歓喜団」は、奈良時代に中国から伝わったという唐菓子(からくだもの)の一つで、仏教伝来とともに日本にやって来たのだとか。胡麻油で揚げられた皮はかなり堅く、中にはあんこが入っています。宗教的な意味合いのあるお菓子なので、あんこに混ぜ込まれたハッカや丁子、ニッキ、白檀など七種の香りが特徴。いつもの食べるお菓子とはひと味もふた味も違い、京都気分も上がりそう。ストーリーのあるお土産にも最適です。