低温調理機「BONIQ」で料理したら、肉も魚もレストラン並みの仕上がりになった!

日常的に食べる鶏肉の低温調理にも挑戦

 ローストビーフは少し特別な日の料理なので、もっと日常的に食べることの多い鶏肉のメニューも試してみます。今回作るのは「蒸し鶏のねぎ生姜ソース」。自宅に蒸し器がない場合は電子レンジで作ることになる蒸し鶏ですが、BONIQでどんな仕上がりになるのかが楽しみです。

 まずはBONIQを60℃、60分にセットします。続いて、皮を取り除いた鶏むね肉300gに塩こしょうをして、白ねぎの青い部分としょうがの皮、ごま油大さじ1杯と一緒にフリーザーパックに入れてよく揉みます。

今回はごま油を使ったが、オリーブオイルを使うとまた雰囲気が変わる
今回はごま油を使ったが、オリーブオイルを使うとまた雰囲気が変わる

 あとは、設定温度になった鍋に入れて60分間待ちましょう。フリーザーパックが浮いてくるときは、食器や鍋のフタなどを重石代わりにして沈めてください。

ネギが空気を含んでいるのでどうしても浮いてきてしまう。均一に加熱するためにも、できるだけ沈めるようにしよう
ネギが空気を含んでいるのでどうしても浮いてきてしまう。均一に加熱するためにも、できるだけ沈めるようにしよう

 待っている間にねぎ生姜ソースを作ります。生姜1片、白ネギ7cm程度をみじん切りにして、そこにサラダ油大さじ2杯、ごま油大さじ2杯を加え、塩こしょうで味を整えます。加熱を終えた蒸し鶏をスライスし、上からねぎ生姜ソースをかければ完成です。

胸肉とは思えないほどしっとりとした仕上がりに。今回はひと晩寝かしてから食べてみた
胸肉とは思えないほどしっとりとした仕上がりに。今回はひと晩寝かしてから食べてみた
ねぎと生姜とごま油を使っているので中華風。冷して食べても鶏肉の旨みがしっかり閉じ込められているのがわかる
ねぎと生姜とごま油を使っているので中華風。冷して食べても鶏肉の旨みがしっかり閉じ込められているのがわかる

 食べてみると、パサつきがちな鶏の胸肉がこの上なくしっとり仕上がっており、それでいて肉にしっかり味が染み込んでいることに驚かされます。コンビニのサラダチキンに似た感じもありますが、サラダチキンよりももっと肉質が柔らかいんです。

「シンプルなメニューなのに1時間もかかるのはちょっと……」と敬遠する人もいるかもしれませんが、鶏の胸肉をおいしく食べる調理法としては試す価値がありますよ。