鮮度もコスパも最高な関東近郊の「おいしい魚が買えるスーパー」はココ! 魚大好き北海道出身者の激推し店とは?

茨城県、千葉県の地元密着型スーパー「タイヨー」。おすすめは脂がのった「カツオのたたき」

●おすすめポイント:お客さんが来るときは必ずカツオの刺身を用意するほど脂が乗っていて旨い。旬の時期はいわしも絶品で、わざわざ車を走らせて買いに行くほどお気に入り(千葉在住60代女性)

 1972年に『株式会社タイヨー』を設立。現在は茨城21店舗、千葉16店舗、東京1店舗を展開していて、銚子港から直送された新鮮な魚を販売しています。時期的にイワシには巡り合えませんでしたが、サンマやアジなど青物系の魚はピンと張りがあり、艶もあって見るからにおいしそうでした。

 ということで、おすすめだという「カツオのたたき」と、同じ売り場にあった「ブリトロ」を買ってきました。「カツオ」は血合い入りでしたが一切くさみがなく、身にはほどよい脂がのっています。肉厚で旨みも充分。薬味なしでもおいしくいただけました。

 ブリッ、トロと脂たっぷりの部分ですが、しつこさがなく、甘い脂が舌の上でとろけます。食感もプリッと弾力があり、鮮度の良さが伺えました。

「ビッグヨーサン」内「魚魚鮮(ととせん)」の寿司、マグロが絶品!

[食楽web]
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●おすすめポイント:いつ行っても新鮮な魚があり、とくに寿司やお造りは普段使いだけでなく、大切な人との食事にも利用できる。店舗によって「まぐろ専門コーナー」があり、その時のベストなマグロに出会えます(神奈川県在住30代女性)

 神奈川県を中心に9店舗を展開している「ビッグヨーサン」内にある鮮魚部門「魚魚鮮」。築地市場にて担当者が買付を行っていて、魚だけでなく、野菜もコストパフォーマンスが良く、新鮮なものが並びます。

 おすすめの寿司とマグロを調達。寿司ネタは厚みがあり、胃袋的にも満足度高め。パックの寿司は何かしらイマイチなネタが入っていても不思議ではありませんが、こちらはすべてのネタに手を抜いておらず、バイヤーの目利きの素晴らしさを実感しました。

 マグロに関しては、あまりのおいしさに写真を取ることを忘れてしまったほど。この写真を見ながら白飯一杯いけるほどおいしかったです。大きなサクを一本買って、たっぷり4~5人分が取れましたが、お値段は2000円弱とお値打ち! 天然もので、コスパと味の良さに思わず唸りました。

「築地 中島水産」直営の「中興商店」

●おすすめポイント:全国各地で水揚げされた魚貝をお値打ち価格で販売。当日仕入れ、売り切りのスタイルなので、良いものがかなり安く手に入る知る人ぞ知る鮮魚店です(東京在住40代男性)

「中興商店」は、「築地 中島水産」直営店で都内に3店舗、展開しています。当日仕入れ・当日完売をモットーに、その日の一番良い鮮魚を仕入れています。刺身や寿司など惣菜コーナーも充実していますが、対面販売の魚が特におすすめ。

 筆者は「南町田店」に買い物に行きますが、そこは常時販売員の方がいるので、おすすめの食べ方を教えてもらったり、まとめ買いしたときには保存方法も伝授してもらったりと、やり取りも楽しい店です。

 今回は「マグロの刺身」と「自家製サバ」を調達。刺身は文句なしに絶品。ものによっては高額と思えるものもありますが、通常のスーパーマーケットでは出回らない珍しい魚と出会えるのも「中興商店」の魅力です。いつ行っても安定して旨い魚を買えます。

調査結果

 今回、話を聞いた北海道出身者6名は、年齢は違えど、おいしい魚を調達するためにスーパーマーケットや個人店、市場など様々な店に出向き、お気に入りを見つけていることがわかった。特にスーパーマーケットに関しては、安定して鮮度の良い魚介を仕入れており、企業努力を垣間見た調査でした。

(撮影・文◎亀井亜衣子)