ラーメン・炒飯・餃子が学食並みに安いのに旨い! 町中華チェーン『れんげ食堂Toshu』の王道中華が美味しいワケ

定食が学食並のお値段で旨い!

セットメニューの豊富さがスゴい
セットメニューの豊富さがスゴい

 入店し、改めて卓上のメニューを広げてみると、麺、丼、定食などかなり多彩です。そして気付いたのは、どれもこれも安いということ。例えば醤油ラーメンは税込みで467円。『餃子の王将』や『大阪王将』、はたまた『バーミヤン』などの有名中華チェーン店のラーメンも安いとは思っていましたが、それでも500円以上はします。

 さらに丼も定食も500~600円台! もはや学食や社食の価格帯じゃありませんか! しかし、肝心なのはやっぱり味。何を食べるか悩みます。

どれもお弁当のようなリーズナブルな価格です(食楽web)
どれもお弁当のようなリーズナブルな価格です(食楽web)

 安いのはいいにしても、何を選べばいいかわかりません。そこで、他のお客さんが食べている料理を盗み見してリサーチすることに。

 まず左隣のカウンター席に座った会社員風の男性が注文したのは、どうやら、醤油ラーメンと餃子の2点セット。テーブル席に座った学生さんらしき3人も、ラーメンやチャーハン、餃子、そして中華丼や野菜炒め定食などを食べているようです。

 さんざん悩んだ末、今回は初訪店ということもあり、町中華の王道であるラーメン、チャーハン、餃子を食べてみることに。改めてメニューを見ると、その3点がすべてミニサイズでセットになった「ミニ東秀セット」(735円)を発見。年がら年中ダイエット中の筆者にはありがたいセットです。というわけでこれに決定。

「ミニ東秀セット」(735円)に「煮卵」(100円)をプラス
「ミニ東秀セット」(735円)に「煮卵」(100円)をプラス

 待つことしばし。登場した「ミニ東秀セット」は、トレーにちょこちょこっと収まった半ラーメン、半チャーハン、餃子3個。全部、ちょっとしたお子様ランチのようなサイズですが、どれも手抜かりのない縮小サイズ版と言った感じで、実に美味しそうです。まずは半ラーメンからいただきます。

半ラーメンですが、分厚いチャーシュー入り
半ラーメンですが、分厚いチャーシュー入り

 半ラーメンとはいえど、画像をご覧ください! 分厚いチャーシューを筆頭に、ネギ、わかめ、メンマという王道のトッピングがしっかりもれなく入っています。

 麺はちぢれ麺、スープは透き通った醤油味。スープを飲んでみると、あっさりしていながら、ちゃんと出汁の旨味も感じます。麺はつるつるしていて、噛むともっちり。おお、奇をてらっておらず、ちゃんと美味しいです。特に優秀なのがチャーシューです。口当たりがふわっとしていて、舌の上でほろりとほどける柔らかさ。かといって脂っこくもなくて、いくらでも食べられる…。これはめちゃくちゃ美味しいです。

 続いて小皿に入ったチャーハンに行ってみましょう。

半チャーハン
半チャーハン

 こちらもちょっとだけのチャーハンですが、タマゴやチャーシュー、ネギといった具材もきっちり入っています。食べてみると、お米はふんわりパラリ。ごはん粒の適度な油のコーティング感と、まんべんなく味が行き渡っている感じも過不足なし。まさに強力な火力で一気に炒め上げるチャーハン作りの基本をきっちり守っている、そんな実直な姿勢が伝わってくる一品でした。

 そして最後は餃子です。皮の底面の焼きはパリッとしていて、噛むと皮がもっちりしています。餡は肉より野菜多めで、しっとりジューシー。特に野菜の甘みが感じられて、とっても美味しいです。

セットの餃子は3個
セットの餃子は3個

 というわけで、「ミニ東秀セット」は、サイズはミニでも、味や満足度はかなりビッグなことがわかりました。もちろん、普通サイズで食べても美味しいと思いますが、筆者のようなダイエット中の人や、少食の人にはかなり嬉しいメニューだと思います。

 こうして初めての『れんげ食堂』は大満足という結果に。となれば、俄然ほかのメニューも気になります。そこで、翌日も行ってみることにしたんです。