【実食レポ】大阪駅前の『焼きそば専門店 水ト！』のシビ辛ウマい「麻婆焼きそばパンチ」が人気のワケ

専門店の「ソース焼きそば」はもっちり太い自家製麺が旨い！

　食券を買ってオーダーが通ると、厨房からジュージューといい音。焼きそば大好き関西人からすると、それだけでちょっとテンションが上がります。

　しばらくして運ばれてきたのが『焼きそば専門 水ト』の基本の「ソース焼きそば」。銀のお皿に乗っていて見るからに美味しそう。それではいただきます。

　特徴的なのが、もっちりとコシのある太麺は自家製麺。しかも注文が入る度にひと玉ずつ茹で上げるというこだわりの麺となっています。それを中華鍋の強火で炒めて、甘辛でほんの少し酸味のあるソースをコッテリと絡みつかせています。

　基本に忠実な「ソース焼きそば」は、正に焼きそば好きが求める1つの理想形のよう。濃い目の味付けということもあって食べ進めていると白いご飯が恋しくなります。でもご安心を。こちらでは、ご飯とスープのついた定食もあるのでオススメです。

焼きそばに麻婆豆腐が乗った「麻婆焼きそば」は絶大なパンチ力！

　また『焼きそば専門店 水ト』で基本のソース焼きそばと並び、人気メニューとなっているのが「麻婆焼きそば」。その名の通り、焼きそばの麺の上に麻婆豆腐が乗っている一皿です。

　ちなみに「麻婆焼きそば」には辛さ控えめの「マイルド」と、唐辛子も花椒もしっかり効いた「パンチ」の2つのバージョンがありますが、せっかくなのでパンチの方を注文したいと思います。

　しばらくして運ばれてきた「麻婆焼きそば」。ひと口食べてみると、口の中がビリビリする山椒の香りと痺れ、そして毛穴が開くような辛さがとってもハイクオリティ。

　途中、あまりにも辛いので麻婆豆腐をよく観察してみると、赤々とした唐辛子がたっぷり。焼きそば屋のオプションの麻婆豆腐ということで正直、ちょっと気を抜いていましたが、油断してはいけないレベルの絶品本格シビ辛麻婆豆腐です。これを食べるとなると、白いご飯は必須！

　旨みと刺激たっぷりの麻婆豆腐と焼きそばの麺を上に乗っけて食べていると、ご飯がドンドン進んで、おかわり自由のライスの有り難さが体に染みます。

　焼きそばと麻婆豆腐と白ご飯を夢中で食べ進めていると、かなりのボリュームになっていて満腹。元気がなくてもこれさえ食べれば体調がよくなりそうな、エネルギーある焼きそばでした。

　梅田といえばグランフロントが一大メジャーで、今となっては少しディープな雰囲気のある駅前ビル群。大阪を訪れて梅田でちょっとレトロな雰囲気のビルを歩き、美味しい焼きそばを食べてみるのもオススメですよ。

（撮影・文◎けいたろう）