東京で死ぬまでに一度は食べたい一皿! 日本最古の居酒屋『みますや』で堪能すべき「至極の料理」とは?

甘じょっぱいどじょうが日本酒に合いすぎる!

頭からツルッといっちゃってください!
頭からツルッといっちゃってください!

 注文からそれほど待たずに運ばれてきた「どぜう丸煮」。中くらいの鉢にたっぷりのどじょう、一緒に煮込まれた薄切りのゴボウ、そして卵、ネギが入っています。頭からしっぽまでまるごといただきます。甘じょっぱいお味がどじょうにしっかりと染み込んでいるので、臭みや泥臭さはまったくありません。ツルッとした食感の中に小骨のコリッとした歯ごたえがたまらない…!

辛口の燗酒とどじょうのマリアージュの素晴らしさに感激。燗酒以外にも冷酒、焼酎(多種)、ビール、サワー、ワイン、ウイスキーが揃っています
辛口の燗酒とどじょうのマリアージュの素晴らしさに感激。燗酒以外にも冷酒、焼酎(多種)、ビール、サワー、ワイン、ウイスキーが揃っています

 そして、どじょうの濃いめの味や肝の淡い苦味は日本酒にぴったり! 日本酒は常時15種ほど置いていますが、今回頼んだのは燗酒「白鷹」450円。みますやオリジナルのとっくりがかわいらしいですね。どじょうとの相性が良すぎてどんどん進んじゃいます。

「馬刺し」と「牛煮込」も味わうべし!

「どぜう丸煮」と並んで人気の「さくらさしみ 赤身」
「どぜう丸煮」と並んで人気の「さくらさしみ 赤身」

 こちらはもうひとつの名物「さくらさしみ 赤身」1300円。馬刺しですね。鮮やかな赤身にニンニクをたっぷりつけていただきます。さっぱりとしていながら、噛むほどに肉の甘み、旨味がジワッと感じられて、こちらもお酒が進みます。居酒屋サイコー!

小皿にたっぷりのおろしにんにくも一緒に運ばれてきました。明日のことは気にしない!
小皿にたっぷりのおろしにんにくも一緒に運ばれてきました。明日のことは気にしない!

「他におすすめの料理はありますか?」とお店の方にお尋ねしたら、「ほぼ創業以来あるメニュー」として「牛煮込」600円をおすすめいただきました。継ぎ足し継ぎ足ししながらじっくり煮込まれているそうです。

「牛煮込み」、お皿からあふれそうなほど山盛りです
「牛煮込み」、お皿からあふれそうなほど山盛りです

 お皿に山盛りの牛肉と、味が染み染みの柔らかい玉ねぎ! 味付けはシンプル。でもそこがイイ。「そうそう、これだよね~」という安心できるお味。お肉はトロットロ。こちらもお酒が進んじゃう。