丸亀製麺がうどんのための「からあげ」を開発! 冷やしうどんとのコラボが最高すぎた!

かしわ天と同じ味付けで揚げるからあげはウマいのか?

「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」並・690円。大・810円、得・930円もあり、並と大はテイクアウトも可能(容器代・1杯30円)。提供期間は6/15~8月下旬の予定
「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」並・690円。大・810円、得・930円もあり、並と大はテイクアウトも可能(容器代・1杯30円)。提供期間は6/15~8月下旬の予定

 茹でたてうどんに濃いめのつゆ。そこに刻み柚子をのせた鬼おろし。鬼おろしとは、一般的な大根おろしよりも粗めにおろしたもの。ゴロッとした大根の食感と大根本来の風味が感じられます。なすの揚げびたしに、大きめのからあげが3個も盛り付けられています。これはからあげ好きにはたまらないうどんですね。

からあげは1個40~50gほどありそうなサイズ
からあげは1個40~50gほどありそうなサイズ。単品は1個110円。販売期間は6月15日~7月下旬(一部販売しない店舗もあり)

 試しにからあげのみ別盛りで提供してもらいました。ちなみに単品の場合は1個110円です。ガリザク系食感の、やや厚めの衣です。最近は薄衣がからあげのトレンドですが、だしの染みやすさを考慮しているのでしょう、その逆の方向で勝負しています。

モモ肉に片栗粉をまぶして2度揚げしています
モモ肉に片栗粉をまぶして2度揚げしています

 味付けは、丸亀製麺の定番・かしわ天と同じ特製にんにく醤油ダレを使用しているとのこと。ややあっさりめの味付けです。なお、かしわ天はムネ肉を使っていますが、からあげはモモ肉。衣は片栗粉のみで、しっかりと2度揚げしているそうです。

特製ぽん酢だれ&うどんのつゆがからあげの味を劇的に変えてくれる!

ツルンとなめらかな口当たりのうどんは鬼おろしの苦味とも好相性(食楽web)
ツルンとなめらかな口当たりのうどんは鬼おろしの苦味とも好相性(食楽web)

 いざうどんへ。まずはつゆをひと口。濃いめですが、すっきり&さらりとした口当たりです。うどんは表面のなめらかさに改めて感激。ツルリとしていて、スルスルと口の中に入っていきます。鬼おろしをからめれば、大根のほんのりした苦味とシャキッとした歯ごたえが爽やかなことこの上なし!

 からあげには特製ぽん酢だれとゴマがかかっており、少しつゆにひたっています。ひと口ガブリといってビックリ。プレーン状態で食べたときとはまるで違います。衣がつゆをいい具合に吸って、味わいが格段にレベルアップしている印象。厚衣である理由もよくわかりました。プレーンとは“別人”のような変身ぶり。さすがはうどんのために開発されたからあげです。

特製ぽん酢とゴマ、そしてうどんのつゆが染みると、からあげがさらにウマくなる!
特製ぽん酢だれとゴマ、そしてうどんのつゆが染みると、からあげがさらにウマくなる!

 だしの風味、そして軽めの甘みと酸味が衣と肉にじんわりと拡散していきます。からあげ自体の味付けがあっさりめだったのも納得。つゆの味と一体となって初めて真価を発揮するわけですね。特製ぽん酢だれとつゆのおかげで、衣がいい塩梅にしっとりしていて、これは後を引く旨さ!

 うどんとの相性を研究し尽くして生み出されたからあげ。これはプレーンで食べるのはもったいない。ツルリとしたコシのあるうどんを食べすすめるほどに、盛り付けられたからあげにつゆがじんわり染み込んでいき、味わいが倍加するという最高の組み合わせ。期間限定と言わず、ぜひ定番化してほしいと思うほど美味しいからあげでした。

(取材・文◎松本壮平)