デカ盛りから老舗まで! からあげライターが激推しする関東近郊の「絶品からあげ弁当」3選

ご飯が無性に欲しくなる絶品からあげ弁当|からあげ専門店 千ちゃん・江戸東京博物館前店(両国)

白いご飯が頼もしく思えるからあげ弁当です
白いご飯が頼もしく思えるからあげ弁当です

 東京・両国ある『からあげ専門店 千ちゃん 江戸東京博物館前店』。こちらは単品のからあげはもちろんですが、特にお弁当が人気のお店です。「醤油からあげ弁当」(4個559円)と「旨塩からあげ弁当」(4個499円)がありますが、どちらも食べたい! という人のために、醤油と旨塩が各3個ずつ盛り付けられた「合盛りからあげ弁当」(729円)がオススメです。醤油からあげも旨塩からあげも、人の手で丁寧に丸めることで肉の旨みがしっかり閉じ込められた逸品です。

JR中央・総武線または都営大江戸線・両国駅東口から徒歩数分の場所にあります[食楽web]
JR中央・総武線または都営大江戸線・両国駅東口から徒歩数分の場所にあります[食楽web]

 パッケージを開くと、ゴルフボールサイズのからあげが6個、お行儀よく並んでいて、見た目も美しい。「旨塩からあげ」は、パリッとした、油切れの良さを感じる歯ざわりの衣がまずイイ。あっさりしつつ、鶏肉そのものの美味しさもしっかり感じられます。

 その旨みがとろりと流れ出て、じわじわと舌を攻めてくるよう。噛めば噛むほど味が広がり、気が付けば口の中が完全に制圧されてしまっています。これはご飯のアシストが欲しくなる! 淡路島の藻塩を使った秘伝のタレにひと晩しっかりと漬け込んでおり、塩味の中に深いコクと旨みが潜んでいます。

人の手で丁寧に丸めて揚げているので肉の旨みがしっかり閉じ込められています
人の手で丁寧に丸めて揚げているので肉の旨みがしっかり閉じ込められています

 一方の「醤油からあげ」は、1854年創業・ちば醤油の「下総醤油」を使用。醤油の風味がグンと迫ってくるものの、マイルドさも感じる逸品です。モモ肉に下味を付けて寝かせたあと、ニンニク醤油ダレで揉み込む、いわゆる二段仕込み製法で作られているため、味はしっかりめで、ニンニクの風味がたまらなくイイ。これまた旨みが余韻のように口の中に残り続けるため、ご飯の援護射撃が実に頼もしい。

 こちらのからあげ、嬉しいことに1個からオーダー可能。両国散策の途中で小腹を満たすのにも最高ですね。

●SHOP INFO

店名:からあげ専門店 千ちゃん 江戸東京博物館前店

住:東京都墨田区亀沢1-1-15

※写真や情報は取材当時の内容です。最新情報とは異なる場合があります

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。