カラアゲニストが厳選! 2021年に最高に旨かった「からあげ」の名店BEST7

千葉産食材にこだわるムネ肉からあげが絶品の名店|『からあげ食堂 房総家』(豊洲)

左が「サクふわからあげ(ムネ肉・3個)」、右が「カリじゅうからあげ(モモ肉・2個)」
左が「サクふわからあげ(ムネ肉・3個)」、右が「カリじゅうからあげ(モモ肉・2個)」

『からあげ食堂 房総家』のランチタイムは、モモ肉とムネ肉の両方のからあげを味わえる「房総家定食」が人気。モモ肉からあげ(カリじゅう)2個とムネ肉からあげ(サクふわ)3個が合い盛りになったものです。

 ムネ肉(サクふわ)はその名の通り、サックリした食感の衣ですが、一瞬トロリとした舌ざわりも感じます。そして何より驚いたのが、その衣に包まれたムネ肉の柔らかさ! 歯が衣と一緒に肉にスイスイと沈み込んでいきます。

「房総家定食」980円。ムネ肉とモモ肉の合い盛りです
「房総家定食」980円。ムネ肉とモモ肉の合い盛りです

 旨みの溶け出した肉汁と衣があっという間に一体化してくれて、下手なモモ肉よりも美味しさを感じます。とにかく肉がふんわり柔らかくて旨みが強い!さらにかすかに感じる魚介系ダシの風味。数種類のダシをブレンドしているとのことで、和のテイストを醸し出してくれて、ご飯も進みます。

 モモ肉は、クリスピー感のあるカリッとした歯ざわりの衣です。味付けは正統派のモモ肉からあげという印象で、醤油の風味を巧みに抑えて、肉の旨みを引き出しています。期待通りの美味しさに、大満足のランチタイムとなりました。

●SHOP INFO

からあげ食堂 房総家外観

店名:からあげ食堂 房総家

住:東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル地下1F

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。