コーヒーが巨大な氷塊ごと登場! 『神戸にしむら珈琲店』で噂の「氷の器のコーヒー」を飲んできた

夏の風物詩になりつつある「氷の器のコーヒー」、どうやって飲むの?

「氷の器のアイスコーヒー」1800円
「氷の器のアイスコーヒー」1800円

 スゴイ、想像していたよりも遥かに大きい! 氷塊といった佇まいの巨大な氷の器には中央に穴が開けられ、アイスコーヒーが入っています。目の前に氷があるだけで冷気が漂ってきて、ひんやりと涼しい。真夏にはもってこいですね。

 まずは、アイスコーヒーを飲んでみましょう。付属のストローを穴にさして飲んでみると、苦みとコクのある風味。氷の中に入っているので「コーヒーが薄くなっちゃうかな?」と思いましたが、氷が溶ける速度がゆっくりで、その心配はなし。しっかりとした味わいが楽しめます。

 本来のコーヒーの味を楽しんだ後は、ミルクを入れて飲んでみましょう。巨大な氷の穴にミルクを入れるのは、なんだか不思議な感覚。

 ミルクを入れて飲んでいると、器の霜が段々と溶けてきて、透明のブロックに変化しました。この状態で写真を撮ると、細長いグラスが空中に浮かんでいるような感じに見えてとても神秘的です。

まるでグラスが宙に浮かんでるみたい!?
まるでグラスが宙に浮かんでるみたい!?

 ちなみにこちらの氷のコーヒーを頼むと、ストローのほかに長いスプーンも添えられてくるのですが、その理由がこちら。

 実は穴の周りにコーヒーが凍り付き、シャーベット状になります。それを削って食べるためのスプーンなのです。これぞ、氷コーヒーですね。あえていうと、グラタン皿に付いたホワイトソースのおこげを削って食べるあの感覚に似ています。

どこか懐かしい「フルーツサンド」もおすすめ!

 ちなみにせっかく雰囲気のいい喫茶店、「コーヒーだけ飲んで帰るのはもったいない」という方にオススメのメニューが、こちらのフルーツサンド。大きなお皿に、フルーツを挟んだサンドイッチがたくさん盛り付けられています。

 フワフワのパンに挟まれたジューシーなフルーツサンドは贅沢そのもの。ボリュームも満点で、二人でつまむのにちょうどいい量でした。

 今回紹介した『北野坂にしむら珈琲店』は、神戸を代表する観光地である北野異人館へ向かう途中、「異人館はまだまだ先かー」と思った頃に目の前に現れます。北野坂の散策の休憩にぜひ、訪れてみませんか?

(撮影・文◎けいたろう)

●DATA

北野坂にしむら珈琲店

住:兵庫県神戸市中央区山本通2-1-20
TEL:050-5456-9018
営:1F 喫茶10:00~20:00
2F レストラン11:00~14:30(L.O.)、17:00~18:00(L.O.)
休:元日のみ
https://kobe-nishimura.jp/kitano/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。