重量1.2kg超のメガ盛りカレーを秋葉原『カレーの市民アルバ』で食べてきた!

まさかの“追いカレー”つき! 衝撃のメガ盛りカレー

「ホームランカレー(メガ盛)」1150円。キャベツ以外の具はほぼタンパク質なのもいいっ!
「ホームランカレー(メガ盛)」1150円。キャベツ以外の具はほぼタンパク質なのもいいっ!

 待つこと数分、目の前にやってきたのは、ステンレスのプレートに一面のカレー、そしてエビフライにカツ。で、なぜかソースボートに入ったルーまで。まさかの“追いカレー”? 途中でルーが足りなくなったら足せるってこと? 足りなくなること前提で追加分を出してくれるのも金沢スタイルなの? 想定外のソースボート同時入場にいきなり衝撃です。

 早速計測。幅約37cm、奥行き約19cmの銀の皿に、高さはエビフライの尻尾のところで約10cm、重さはソースボートのルーも含め全部で1259g(器の重さをのぞく)。ちなみにトッピングのカツは約10×17cm。メガ盛りという名にふさわしい1.2kg超えのボリュームです。

スマホと比べてもカツのほうが大きい。そして幅約37cmのオーバル型の皿って結構でかい
スマホと比べてもカツのほうが大きい。そして幅約37cmのオーバル型の皿って結構でかい

 計測も済んだことでいただきま~す! まずはルーとライスのところを一口。辛さはほどほど、と思っていたけれど、食べ進めるうちに辛さがじわじわ蓄積されていきます。

 ルーはスパイス系サラサラではなく、野菜や肉をしっかり煮込んだトロトロ系の濃厚な味わい。最後におそらくコショウと思われるピリッと感がやってきます。しっかりとした旨み、そしてトロミ。思っていた以上にお腹にたまるカレーです。

「アルバカレーのルーはシチューがベースの欧風カレースタイルですね。石川県の小松市にある工場で、玉ねぎをたくさん使い、じっくり6時間以上煮込むことで深い味わいを出しているんですよ」と話すのは店長の新田正明さん。

ルー自体に具の存在感はほとんどなし。甘みのある国産米との相性もいい
ルー自体に具の存在感はほとんどなし。甘みのある国産米との相性もいい

 ルーとライスを味わった後は、それぞれの具へ。一番存在感のあるカツはやや薄めでサクサク。トロミの強いルーなのでしっかりとカツに絡み、ルーの辛さと肉の甘み、衣のサクサクを感じさせます。中盤になってきて、辛さが一層強く感じられるようになったところで中央の目玉焼きを割り、しっかり混ぜて一口。たまごのトロトロが辛さを中和させ、まろやかさがアップしていきます。

 卓上には福神漬け、辛さをアップさせるカイエンペッパー、そして揚げ物用にソースが置いてあります。なので、カツやエビフライをソースで味わってもいいし、時々福神漬けでお口直しもあり。でも一番のお口直しはやはり千切りキャベツ。トロトロ濃厚ルーの膜に覆われた口の中をシャキシャキでリセット。蓄積した辛味もキャベツで中和? いや、さっぱりと流してくれる感覚です。

「秋葉原店は他の店に比べてメニューが豊富。テーブル席もあるのでご家族連れにもオススメですよ」店長の新田正明さん
「秋葉原店は他の店に比べてメニューが豊富。テーブル席もあるのでご家族連れにもオススメですよ」店長の新田正明さん

 店長さんに完食するための攻略法を聞くと一言「普通に」とにっこり。カレーが好きかどうか、が重要で、メガ盛りでもそれなりにみなさん完食しているとのこと。また、途中で味に飽きてきた際、リクエストがあればマヨネーズをもらうことも可能だそうです。

 そして、「ホームランカレー」に乗っているカツやエビフライ、ウインナー、目玉焼きの他にも、唐揚げ2個300円や白身フライ100円などの追加トッピングも可能なので、カスタマイズを楽しむのもありです。コロナ前までは大盛りの注文が多かったけれど、今はそんなに出なくなったと話す店長。それでも週に5~10食はメガ盛りが出るとのこと。さすが秋葉原。

 濃厚なルーがライスと合い、食べるスピードをどんどん加速させていくアルバのカレー。次に食べに来るときは、店長オススメの「焼き野菜カレー」(650円~)にするのもいいなぁ。「生姜焼き合い掛けカレー」(650円~)もちょっと気になる。同じ秋葉原にある、ゴーゴーカレーにも行って、金沢カレーの食べ歩き? 食べ比べをするのも楽しそう。となると近いうちに再訪、決定です!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

カレーの市民 アルバ 秋葉原本店外観

店名:カレーの市民 アルバ 秋葉原本店

住:東京都千代田区外神田3-2-9
TEL:03-3254-5686
営:11:00~21:30(L.O.21:00)、緊急事態宣言期間中は~20:00(L.O.19:30)
休:なし