オープン直後から行列! 『本郷ベーカリー』の手のひらサイズのサンドイッチが旨すぎる!

絶品すぎるサンドイッチに悶絶

左から、「名古屋コーチン卵のトリュフ風味」、「チキン何番とタルタル」、「大葉ツナマヨ」。全て430円
左から、「名古屋コーチン卵のトリュフ風味」、「チキン南蛮とタルタル」、「大葉ツナマヨ」。全て430円

 中でもダントツに美味しいと思ったサンドイッチは、「名古屋コーチン卵 白トリュフ風味」(430円)です。

 あふれんばかりの卵&マヨが入っていて、濃厚な名古屋コーチンの卵黄の味わいに豊かなトリュフの香り。そしてなんと言っても食パン自体が超秀逸なのです。皮の部分はサクッと香ばしく、中の生地はふわふわ。そして小麦粉の旨みとコクを感じるのです。噛むたびに「ウマっ」を連発してしまったほど。

左は、「チキン南蛮とタルタル」430円、右は、「大葉ツナマヨ」430円をそれぞれカットした断面
左は、「チキン南蛮とタルタル」430円、右は、「大葉ツナマヨ」430円をそれぞれカットした断面

 あまりの美味しさに衝撃を受け、後日、お店の総料理長・平松怜音さんにお話を伺うことにしました。

総料理長の平松さんは、イタリアンのシェフとパン職人をしていたそうです
総料理長の平松さんは、イタリアンのシェフとパン職人をしていたそうです

 取材でわかったのですが、実は『本郷ベーカリー』は、同じ本郷にあるカジュアルイタリアン『ピアンタ』をはじめ、地域密着型の飲食店を複数経営しているアマノクリエイトという企業が母体だそうです。

「当社初のベーカリー店ということで、町の気軽なパン屋さんを目指す一方で、母体のレストランの要素を加えて、様々な食材を組み合わせて新しいパンを作っています」と平松さん。

骨付きのソーセージを丸ごと入れた「マンガ肉パン」380円
骨付きのソーセージを丸ごと入れた「マンガ肉パン」380円

 手のひらサイズの食パンの生地がとても美味しかったことを伝えると、「国産小麦粉100%(春よ恋、ゆめちから)と、塩は沖縄産のシママースを使用しており、手のひらサイズの食パンやサンドイッチのパンには、生地にマスカルポーネを加えているんですよ」と教えてくれました。

 なるほど、あのコクにはそんな秘密があったんですね。

次々に焼き上がるパンたち
次々に焼き上がるパンたち

 平松さんのイチオシを聞くと、「1つを選ぶのは難しいですね。すべてのパンにアイデアを盛り込んでいるので」とのこと。

 例えば、人気の「ひみつのメロンパン」(220円)にはウイスキーを隠し味に使い、仕上げにはメープルシュガーを使用しているんだとか。

「ひみつのメロンパン」220円
「ひみつのメロンパン」220円

 さらに、パン屋さんはレストランよりも廃棄処分量が多いと言われますが、こちらでは、売れ残った食パンも翌日美味しく食べてもらえるように「ココナッツシュガーバタートースト」として調理して販売しています。

「実は毎日売り切れてしまうくらい人気になり、今は、これのために食パンを焼いているくらいです(笑)」(平松さん)

中段にあるのが「ココナッツシュガーバタートースト」(250円)
中段にあるのが「ココナッツシュガーバタートースト」(250円)

 聞けば聞くほど、1つ1つのパンに作り手のこだわりと思い入れがあって楽しくなってきます。やっぱり、あれもこれも食べてみたくなります。ぜひ、皆さんも『本郷ベーカリー』で、お気に入りのパンを見つけてみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

本郷ベーカリー外観

店名:本郷ベーカリー

住:東京都文京区2-26-11
TEL:03-6801-8755
営:8:30~18:00(売り切れ次第営業終了)
休:年中無休