特注釜で焼く台湾胡椒餅の専門店『四ツ谷一餅堂』(新宿)でアツアツ胡椒餅を食べてきた!

自然な食材を使ったお菓子はやさしい味で毎日食べたい

手前が「酥菓子」300円、左周りに「ピーナッツのヌガー」250円、「豆漿」300円。日本の豆乳よりも濃い味
手前が「酥菓子」300円、左周りに「ピーナッツのヌガー」250円、「豆漿」300円。日本の豆乳よりも濃い味

『四ツ谷一餅堂』では、胡椒餅の他にも茶菓子やお茶なども充実しています。オススメは酥菓子(そがし)で、紫芋、南瓜、抹茶、いちごミルクと4種類の味があります。「酥」とはサクサクな歯ざわりのことで、パイやクッキーなどの焼き菓子に使われる言葉。こちらの酥菓子は天然の素材を使った、淡いやさしい色合いです。食べてみると生地がサクサクで餡がたっぷり、これは美味しい!

そのまま飲める台湾茶。このボトル持って帰りたい
そのまま飲める台湾茶。このボトル持って帰りたい

 お茶は東方美人茶、凍頂烏龍茶など5種類があります。ちょっと変わったボトルで提供されるのですが、よく見てみると茶こし一体型のボトルなんです。飲み口付近に茶こしが付いていて、ダイレクトに茶葉の味が楽しめます。

やさしいおやつの花生酥(ホヮーシャンス)
やさしいおやつの花生酥(ホヮーシャンス)

 台湾の屋台でもよくお目にかかる、ピーナッツたっぷりの花生酥(ホヮーシャンス)。もともとは台湾の離島、澎湖(ポンフー)島の名産品です。ピーナッツバターを固めたようなキャラメルのような味で、やさしい昔ながらのおやつ。四ツ谷でこれに出会えるとは驚きです。

 オープンから早くも台湾好きの間で口コミが広がり、人気店となった同店。全て自然な食材で作られる安心の料理やお菓子が魅力的です。店内では現地で流れているのと同じラジオも聴けて、台湾にいるような気持ちになれます。浅古さんは「台湾ロスの皆様、いちどこちらへ御来店いただければ、お楽しみいただけるかと。」と語ります。台湾好きにはとっても嬉しくなるお店でした。

●SHOP INFO

四ツ谷一餅堂(よつやいっぴんどう)外観

店名:四ツ谷一餅堂(よつやいっぴんどう)

住:東京都新宿区四谷1-17-8
TEL:03-5639-9292
営:8:00~18:00(17:00から18:00はテイクアウトのみ)
休:日、月、木曜

●著者プロフィール

矢巻美穂(やまき・みほ)
国内外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマンで、撮影から執筆・編集作業まで行う。単著としてネパール、台湾、ウズベキスタン、韓国などのフォトガイドブックを執筆。近著は『はじめて旅するウラジオストク』(辰巳出版)。また、YouTubeで「旅ちゃんねる MinMin Tour」をオープン。これまで取材に行って、本当に美味しかった店や行ってよかった人気スポットを紹介。