中野ブロードウェイで必食!「また明日。」のシューマイが絶品すぎる

売れすぎるシューマイの秘密とは?

さて、こちらのシューマイの特徴は何と言っても「一目でここのだ」とわかる形だ。クリスマスツリーのような円錐型で、背が高い分、一般的なシューマイの1.5倍の大きさはあると思う。このフォルムのおかげで、パーティーや引っ越し祝いなど華やかな集まりの時にもサマになる。

しかし、「なぜ、この形なの?」と前々から不思議だったので、オーナー・中村琢也さんに直接、聞いてみた。

「よく聞かれますが、実はもともとは私の修行先で習った仕込み成型方法の延長なんです。日に何回も仕込み、手早く片手で握るので、どんどん尖ってきたんです」という。円錐型に美味しさの秘密があると思っていたので、少し拍子抜けするような理由だった。

シューマイの皮は、オーダーして製麺所で作っている。蒸すと透き通るような薄めの皮だ。
シューマイの皮は、オーダーして製麺所で作っている。蒸すと透き通るような薄めの皮だ。

もう1つ聞いておかなくてはならないことがある。それは、シューマイ独特の臭みがないことや、むっちり&みずみずしい肉餡の秘訣だ。

「肉シューマイには和豚もち豚を使用しているので、その豚肉の力が全てだと言っていいでしょう。そもそもこの肉自体に獣臭がなく、脂があっさりしています。ですから臭みを取るための余計な食材を加えずに済み、またセイロで取り込む水分と相まって、みずみずしく上品な味に仕上がるんです」と中村さん。