芦屋マダムが行列する精肉店の“ミンコロ”って?

気になる! ミンコロの美味しさとは?

芦屋マダムが行列する精肉店の“ミンコロ”って?
JR芦屋駅前の「ホテル竹園芦屋」に併設されている精肉店「あしや竹園 芦屋本店」。広い間口の店先には大きなパネルが置いてあり、肉の写真と価格、切り方などが分かりやすく表示されていた。

 『あしや竹園 芦屋本店』は、芦屋で創業70年以上の老舗である。噂の揚げ物コーナーも、通りから発見できた。入店すると、高級肉を買うと勘違いされても困るので、まずは、ガラス越しにのぞいてみる。するとコロッケは1個118円。ミンチカツは308円。「ミンコロ」1セットで426円。清水の舞台から飛び降りる気持ちで1セットを購入することにした。

 自宅に戻って、箱から「ミンコロ」を出してみると、ミンチカツは丸型。コロッケは、小判型というわりとオーソドックスなスタイル。ただどちらも箸でつかむのが困難な位に大きくて、ええい、と手づかみで食べることにした。マダムらしからぬ行為だけど。

 まずはコロッケ。大口を開けそのままかぶりつくと、衣の弾力が上下からやってきて、中央のじゃがいも地帯がとても分厚く、歯と歯が噛み合わない。口いっぱいにじゃがいもの甘みがひろがり、ホフホフホフと噛みしめる。こりゃ美味い。

 続いて、ミンチカツの方もザクッとかぶりつくと、まず肉の濃厚な香りが顔の周りに充満し、もうそれだけで美味しいことがわかる。そして追いかけるように肉汁がジュワッと口の中に広がり、もう肉、肉、肉! 肉感がすごすぎる。ミンチカツを食べたのに、極上のハンバーグを食べた後の口の中になった。こりゃ、誰でも並ぶわ。

ミンコロはどちらも皮は薄めで、中味がぎっしり詰まっている。
ミンコロはどちらも皮は薄めで、中味がぎっしり詰まっている。