20食限定! ふわとろ過ぎる「エスプーマ塩ラーメン」を食べに鎌倉に行ってきた

エスプーマで作った泡に包まれた“フワトロ”なラーメン!

「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」1350円。見た所普通の塩ラーメンだが…
「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」1350円。見た所普通の塩ラーメンだが…

 待つこと数分、目の前にラーメン登場。ラーメンの器にしては浅くて口の広い、青海波柄の器に塩ラーメンらしい透明なスープ、そして麺。うん、塩ラーメン。具にムール貝はない。普通に美味しそう、と思っていたら……。

透明なスープの上に、エスプーマの泡が一気に広がる。まさか卓上で仕上げとは!
透明なスープの上に、エスプーマの泡が一気に広がる。まさか卓上で仕上げとは!

 突然横から、「は~い。かけますよ~」。卓上に置いたばかりの塩ラーメンに、エスプーマで白い泡をブワ~。え?え?え? なにこれ一体?「ムール貝を煮詰めたスープをエスプーマにしているんですよ」とニッコリ微笑む木田橋オーナー。

「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」1350円。真っ白! 驚いた~!
「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」1350円。真っ白! 驚いた~!

 ラーメン、一気に泡で真っ白。そして貝の香りが漂ってきます。さっきまで透明だったスープ、クリーミーな泡でフワッフワ状態に。なるほど! これがフワトロのフワ!

スープをすくうと、エスプーマの泡と清湯スープの2層に。エスプーマ効果で軽やかなのに旨味しっかり
スープをすくうと、エスプーマの泡と清湯スープの2層に。エスプーマ効果で軽やかなのに旨味しっかり

 ということで早速一口! 最初にムール貝のコク、その後下にあるスープの旨味が時間差でやってきます。うわ~。しみる美味しさ。「スープは鶏の清湯スープがベースになっています。エスプーマで香りが広がるよう、あえて口の大きい器にしているんですよ」とオーナー。確かに、貝の香りに包まれてさらに食欲がアップしていきます。

 そして、麺をすするとエスプーマをまとったせいか、確かにとろっと感も。癒される味わいです。でも、エスプーマだけではなく、鶏の旨みもしっかり。そして、最後にほんのり、ゆずの香りと爽やかさも。

麺は中細のストレート麺。トッピングは鶏のたたきと鶏モモ、メンマなど
麺は中細のストレート麺。トッピングは鶏のたたきと鶏モモ、メンマなど

 食べ進めていくと、泡が消えて鶏のスープとムール貝の味が馴染んで一体化、よりコク深い味に感じられます。「塩味で使っている塩は『乙姫のお塩』。高いけれど、キレッキレのすごく美味しい味を作るんだよ~」とオーナー。

 なので、麺を楽しんだ後は、「タタキのお茶漬けセット」(350円)を追加注文して、お茶漬け風にしてシメるのもオススメ。スープを最後の一滴まで堪能できます。

味はもちろん、トークもキレッキレの木田橋オーナー。居心地のいい店
味はもちろん、トークもキレッキレの木田橋オーナー。居心地のいい店

 そして、ラーメン店なんですが、一度食べたらどハマりするのが、サイドメニューの「佐賀和牛のホルモン」(1050円)。すーっと抜ける、甘みのあるシマチョウは、この店に来たら絶対に味わってほしい美味しさ。単品メニューとしてはもちろん、ラーメンの具になっている「ホルモンBLACK」(1250円)もイチオシです。

「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」は1日20食限定。注文したお客さんの中には、動画で撮ってアップする人もいるそう。個人的には、生中とホルモンでまず一杯。モチモチ水餃子でもう一杯、シメにムール貝のエスプーマ塩ラーメン、という流れがいいかなぁ。もしまだお腹に余裕があれば、シメにゴハンをスープに入れて。

 使用する野菜は旬のオーガニック野菜、鶏肉は五穀味鶏など、実は使用する素材にはとことんこだわったラーメンが味わえる『AWANOUTA』。駅から離れていても、坂がちょっと大変でも、いく価値あり! のお店ですよ。

 そして「ムール貝のエスプーマ塩ラーメン」は、大阪市西区にある『進化驀進(しんかばくしん)京町堀本店』でも12月中旬から発売開始決定。関西エリアでも楽しめることになりました! 湘南よりも大阪が近い人は是非こっちへどうぞ!

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

AWANOUTA(アワノウタ)外観

店名:AWANOUTA(アワノウタ)

住:神奈川県鎌倉市七里ヶ浜東4-4-1
TEL:0467-37-6737
営:11:30~15:00、17:30~21:00(L.O.各30分前)※スープがなくなり次第終了
休:火曜(祝日の場合翌日休み)

店名:進化驀進(しんかばくしん)京町堀本店
住:大阪市西区京町堀1-3-1 2F
TEL:06-6443-0019