学芸大学の街の米屋さん『飯塚精米店』の「おむすび」が心にしみるほど美味しい理由

さけやすじこ、みそ、唐揚げ…バラエティ豊か!

 色々迷えど、「おむすび」選びはその日の気分で変わるもの。そんなわけで、本日選んだイチオシのおむすびはこちら!

店主イチオシの「すじこ」

150円
150円

「おむすび」ならやっぱり、海苔で巻いたものが食べたい! そこで、持ち帰って最初に味わったのが、店主がオススメする「すじこ」です。具に使われている魚介類は、築地から取り寄せているため、素材の鮮度、美味しさはお墨付き。一口目から、すじこと海苔、爽やかな大葉が絡み合います。すじこの塩気がお米をコーティングして美味しい…。お米の粒とすじこのプチッとした食感のコラボがたまりません。

 そして忘れてはいけないのが、海苔の旨さ。「うちは時間が経っても歯切れがいい千葉県産の海苔を使っているんですよ」。おにぎりの奥深さをすっかり、堪能しました。

一番人気はやっぱり「さけ」

130円
130円

 不動の人気といえば、やっぱり「さけ」でしょう。しょっぱすぎず、バランスのいい味わいで、ほっこりとします。ここの「おむすび」は女性でも2個、3個と食べられる大きさがいい。そして、具の量もたくさん入りすぎず、ちょうどいいのです。この絶妙なバランスが、お米も具材も美味しく感じさせてくれました。

素材の旨みを噛みしめる「みそ」

130円
130円

 こちらはみそを両面につけただけ(焼いてません!)の、どこか懐かしいおむすび。これが、著者にはかなり美味しかった! キュウリに味噌をつけて食べる感覚と似ていて、素材そのものが美味しくないと成立しないのです。普段は海苔巻きのおむすびを好みますが、お米が美味しいので海苔なしでもグッと心惹かれてしまいますね。

「自家製つけもの」も侮るなかれ

1パック 100円
1パック 100円

 おむすびのお供に欠かせないのが、漬けもの。こちらの「自家製つけもの」は、昔ながらの少し酸っぱめな“浅ぬか漬け”でした。絶妙な漬かり具合で「これを食べるなら塩にぎりでもよかったなー」と思ったほど。そして、箸休めどころか、力んだ心もほぐしてしまう味わいでした。

 何を食べても美味しい『飯塚精米店』のおむすび。その美味しさの秘訣は、家の近くにあったら幸せな気分になれる “人情味溢れる味”にあるのかもしれません。

(撮影・文◎草地麻巳)

●SHOP INFO

飯塚精米店

住:東京都目黒区碑文谷6-1-5
TEL:03-3712-7281
営:7:00~19:00
http://www.iizukakometen.co.jp/index.shtml