学芸大学の街の米屋さん『飯塚精米店』の「おむすび」が心にしみるほど美味しい理由

オススメの「おむすび」はこれ!

 店頭のショーケースには、優しく握られた「おむすび」がたくさん並んでいます。さけ、梅、たらこなどの王道からウインナーや唐揚げ、ツナマヨ、しらすなどもあり、バラエティ豊か。どれも美味しそう…と悩んでいるところに、「赤飯が炊き上がったよ」と店の奥から嬉しい声が! ここのお赤飯は大人気なんです。新潟のもち米「こがねもち」を使い、小豆は岡山産の「だるまささげ」を使用。大きなセイロでゆっくりと蒸された赤飯は、昔ながらの桶でほぐしていきます。

セイロで蒸したほくほくの「お赤飯」が絶品!

 湯気を上げて美味しそうな匂いを漂わせるお赤飯に見とれていると、「炊きたてが一番旨いから、食べてごらん」と先代がサッと丸めてくれました。

おにぎり150円、パック480円
「お赤飯」おにぎり150円、パック480円

 お赤飯というと、モチモチッ、ネバネバッとした独特の食感を想像するかと思いますが、ここのお赤飯は粘り気が程よく、一粒ごとの美味しさを噛みしめることができます。お米の食感、豆の食感が際立ち、ごま塩の塩加減も絶妙なのです。

「美味しすぎます!」。熱々なのにペロリと平らげてしまうと、「もうひとつ、食べるかい?」とまた握ってくれました。いくらでも食べれそうなこちらのお赤飯は、今までで食べた中で一番、美味しかったかもしれません。10時半過ぎに訪れると炊きたてが手に入るので是非、味わってみてください。