テイクアウトもOK! 絶対食べておきたい東京の「最旬カレー」3選

ガルワール地方のインド料理『チャミヤラキッチン』|根津

 最後は、インドの郷土料理が味わえる根津の『チャミヤラキッチン』。実は昨年(2019年)6月までは荒川区東尾久にあり、同年9月に根津に移転しました。その移転先が決まるまでの空白の3ヶ月間。実は、多くのファンたちが、いつ再開するかと気を揉んでいたのです。

 このお店の魅力は、インド・ガルワール地方チャミヤラ村出身のオーナー・ネギ・アヌさんが作る豆や野菜をふんだんに使った村の郷土料理です。

「本日のサブジ」780円
「本日のサブジ」780円

 例えばインドの野菜の炒め煮「サブジ」。どこのインド料理店にもある一品ですが、『チャミヤラキッチン』のそれは、一味も二味も違います。日によって具材が変わりますが、この日のサブジは、小松菜とジャガイモ。葉の苦味&えぐみ、トマトの酸味、ホクホクのジャガイモの甘みが、スパイスと共に口の中で広がり、フォークが止まらないほど後を引くのです。

「ミックスダールカレー」980円
「ミックスダールカレー」980円

 常連さんのほとんどの人が注文するというのが「ダールカレー」。ひよこ豆、レンズ豆などを使った豆のカレーです。いわばインド料理屋の定番でもありますが、ここのダールカレーは、言葉を失うほど、飛び抜けた美味しさです。遠方のインド人のお客さんもこれをわざわざ食べに来るという逸品です。

「ダヒプーリ」6P760円
「ダヒプーリ」6P760円

 そして、『チャミヤラキッチン』のもう1つの魅力は、インドの屋台スナックも豊富に揃っているところです。上の画像はインド人も大好きという「ダヒプーリ」。薄く揚げた衣の中に、潰した豆&ジャガイモを入れ、ヨーグルトやハーブやスパイスで味付けをしてあります。口の中でパリッと消える衣。そのあとに、ホクッとした豆とジャガイモ、ヨーグルトやタマリンド、ハーブと異なった酸味と旨味が広がるのです。

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 3軒ともに本格カレーの超実力店。まずはランチから食べに行ってみてください。

●SHOP INFO

店名:マロロガバワン
住:東京都中野区新井1-35-12 マロロガバワン
TEL:080-8150-3523
営:11:00~15:00、17:00~22:30(LO)
  日・11:00~22:00(LO)
休:月

店名:ヤムヤムカデー(yumyum kade)
住:東京都文京区向丘1-9-18
TEL:080-6696-0715
営:11:00~17:00(カレーがなくなり次第終了)
休:月・日・不定休

店名:チャミヤラキッチン
住:東京都文京区根津2-19-4 2F
TEL:03-3823-6585
営:11:30~15:00、17:00~22:00
休:無休

※新型コロナウイルス流行の影響で、営業時間・店休日が記載と違う場合があります。事前に店舗にお問い合わせください。

(撮影・文◎土原亜子)