行列必至! 果実感がスゴい絶品ジャムパン専門店『銀座 月と花』とは?

自然な甘みで“フルーツそのままの味”を再現

カウンターにパンが並び、店員さんに購入するパンを取ってもらいます
カウンターにパンが並び、店員さんに購入するパンを取ってもらいます

 店頭には常に、11~12種類の旬のフルーツを使ったジャムパンが並列しています。やはり、注目すべきは色とりどりの艶やかなジャム! パンの中央にはぎっしりと旬の味覚が詰め込まれています。

中央に穴を作って、バターを入れた後にジャムを投入
中央に穴を作って、バターを入れた後にジャムを投入

 このジャムは、市販のジャムの半分ほどの糖度で仕上げています。使っているのは、果物から取れたフルーツシュガーのみ。こだわりは、パンが焼きあがってからジャムを注入していること。一般的なジャムぱんは、パン生地に注入してから焼くケースが多いそうですが、「後注入」することで、加熱でジャムの風味が劣化することを防いでいます。

 実際に食べてみると、フルーツの自然な甘さ、酸味と香りが残っていて、フルーツそのものを食べているようなジューシーさ! 今まで食べてきたジャムパンとは全く異なる、驚きの美味しさです。そして、この美味しさの秘訣は、パリジャンの素朴な味わいと食感にもありました。

独自のパリジャンが、フレッシュなジャムの引き立て役

 代表の結城さんは東京農業大学で発酵学を学び、製粉メーカーの研究職を10年勤めた経験の持ち主。それだけに、生地へのこだわりも半端ありません。毎日の天候などに合わせてベストな状態に焼きあがる生地は、パリジャンながら「外はカリッと、中はふわふわ」の食感が楽しめます。

 持ってみると、驚くほど軽い! そして、パリジャンならではの素朴な味わいが、ジャムの美味しさを一層、引き立てています。