カラアゲニストが厳選! 東京最強のテイクアウトからあげ専門店7選

『TikiTiki』の「にんにくしょうゆ味からあげ」|新小岩

にんにくしょうゆ味からあげ(写真は100g)
にんにくしょうゆ味からあげ(写真は100g)

 新小岩の『TikiTiki(チキチキ)』の一番人気は「にんにくしょうゆ味からあげ」(100g 280円~)。衣は厳選した帯広産の粗めの片栗粉のみを使用。シャリッとした爽快な歯ごたえの衣はすぐに崩れず、肉とうまく調和します。味がしっかりとしみ込んだ肉のベースとなるしょうゆは宮崎・青島産。余分なスジや脂を徹底的に取り除いた肉はやわらかくも弾力があり、噛むほどにシャリっとした衣とフワッとした肉が口の中で踊るようです。にんにくの風味はガツンと来るものではなく、ジワッと口に広がる上品なもの。

「宮崎チキン南蛮」(3個:450円・5個:710円)は、甘酢に通した鶏肉に、手作りのタルタルソースをかけていただきます。タルタルソースの酸味は軽め。甘酢の酸味とのバランスがとてもいい。甘酢とタルタルソースがかかった衣が舌の上でとろりと溶けていくようで、思わずごはんが欲しくなるような味わいです。

●SHOP INFO

店名:からあげ専門店TikiTiki

住:東京都葛飾区新小岩2-13-3
TEL:03-3653-2936
営:11:00~20:30
休:不定休

『孤高のからあげ』の「大山鶏のからあげ」|用賀

手前が大山鶏もも、奥右が大山鶏むね、奥左が宮崎県産もも
手前が大山鶏もも、奥右が大山鶏むね、奥左が宮崎県産もも

『孤高のからあげ 用賀店』のからあげは、通常の2~3倍はあろうかというジャンボサイズで、1個が約250g。片栗粉のみの衣はカリッとした食感です。鶏肉はブラジル産のほか、宮崎産や大山鶏を使用。ムネ肉は、時間をかけてしっかりと味付けしており、特有のパサつき感や淡泊な感じは一切ありません。味付けはしょうがベースで薄めの味付けです。

 おかずとして食べられるよう、スパイシーな刺激の強い味付けはしておらず、ニンニクも不使用とのこと。そのためあっさりさわやかで、子どもにも人気のようです。

 アレルギー対策として、こちらでは小麦粉や卵、乳製品も使っていないそうです。そのせいか、沿線の二子玉川や三軒茶屋などから、わざわざ車でやってきて「子どものお弁当に入れるから」と買い求めていくお客さんも多いのだそうです。

●SHOP INFO

店名:孤高のからあげ・用賀店

住:東京都世田谷区用賀4-2-1-1F
TEL:03-6320-1418
営:11:00~22:00(14:00~16:00は休憩で閉店・売り切れ次第終了)
休:なし

『チキン南蛮専門店 ろくどり』の「チキン南蛮」|八幡山

チキン南蛮。タルタルソースは特製
チキン南蛮。タルタルソースは特製

 京王線八幡山駅の『チキン南蛮専門店 ろくどり』のチキン南蛮(単品)は、いずれもモモ肉を使用。タルタルソースを特製、和風、ピリ辛、チーズの4種類から、個数は4個(580円)or 6個(780円)から選べます。

 タルタルソースはあっさりながらもコクがあります。甘黒酢の濃厚で深みのある味との相性は最高! 甘味と酸味に、フワッとやわらかい肉から出てくるうま味たっぷりの肉汁にからんで美味しさ倍増。それぞれのバランスがよく、普通のからあげを食べるよりも、飲み込む瞬間にのどの手前にグワッと広がるさわやかな風味がクセになりそうです。

 そのほか、「秘伝の唐揚げ」(5個・580円)、チキン南蛮丼や串に刺さったチキン南蛮棒もおすすめです。

●SHOP INFO

店名:チキン南蛮専門店 ろくどり

住:東京都杉並区上高井戸1-1-7
TEL:03-5317-9255
営:11:00~14:00、17:00~21:00
休:不定休

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。