営業は2時間半だけ!? 神楽坂に突如現れた『カルボナーラ専門店 ハセガワ』で絶品カルボを食べてきた

驚きのあっさり系カルボナーラ

 神楽坂通りにある看板を頼りに到着すると、お店は地下1階。しかもイタリアンバル『はじめの一っぽ2』。じつは、夜はバルとして営業、昼の14時までだけカルボナーラ専門店になるのです。

地下1階ですが、昼は陽光が入る明るい店内です
地下1階ですが、昼は陽光が入る明るい店内です

 メニューは、ベーシックな「厚切りベーコンのカルボナーラ」(1190円)と、この日はほかに「韓国風カルボナーラ」や「山椒のカルボナーラ」(共に1280円)などもありました。定番の厚切りベーコンのカルボナーラ以外は、その日によってメニューが変わることもあるそうです

 そこで定番の「厚切ベーコンのカルボナーラ」と変わり種の「韓国風」の2品を注文してみました。

「厚切りベーコンのカルボナーラ」1190円。パスタの量は90g。サラダ付きです
「厚切りベーコンのカルボナーラ」1190円。パスタの量は90g。サラダ付きです

 まず「厚切りベーコンのカルボナーラ」をいただいてみると、オーソドックスなメニューなのに、少し意外な味がしました。一般的なカルボナーラは生クリームや卵、チーズなどでどろっと濃厚なイメージですが、こちらのカルボナーラは、非常にあっさりしています。卵、チーズ、ニンニク、その中に、うっすらとお出汁のような旨味もあって、軽いんです。個人的には、カルボナーラは、重くてもったりしていて途中で飽きちゃうことが多いのですが、ここのはスイスイ食べられます。

 そこで、もう1つの「韓国風カルボナーラ」のほうも食べてみると、こちらは、あっさり系のカルボナーラに、キムチの酸味と辛味、甘味が加わっています。そのキムチの味わいがアクセントになって、カルボナーラと非常に相性がいいのです。

「韓国風カルボナーラ」1280円
「韓国風カルボナーラ」1280円

「あっさりしたカルボナーラですけど、なんとなくクセになりますね」と店長の長谷川浩平さんに話しかけてみると、「実は、このカルボナーラは、クリームを使っていないんですよ」とにっこり。

 以前、イタリアンの店で働いていた長谷川さんが、カルボナーラのソースを研究し、たどり着いたのが「クリームを使わずに、卵やチーズ、そのほかの隠し味の黄金比率」で作るカルボナーラなんだそうです。

長谷川さんが編み出した黄金比で作るカルボナーラソース
長谷川さんが編み出した黄金比で作るカルボナーラソース

「このソースを使うと、カルボナーラは、まろやかなのにくどさがなくて、様々なトッピングに合うんです。そこで、バリエーションがどんどん増えたこともあり、専門店を出してみようと思ったんです」と長谷川さん。

イタリアンの出張料理もやっていた長谷川さん
イタリアンの出張料理もやっていた長谷川さん

 あっさりペロリと食べられるカルボナーラ。まだオープンしたてですが、これまで長谷川さんが蓄積してきたバリエーションをこれからどんどん出していく予定とのこと。この軽快な味なら、毎日でも食べられそうです。みなさんもぜひ、面白いカルボナーラの味をいろいろお試しください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

カルボナーラ専門店ハセガワ(HASEGAWA)外観

店名:カルボナーラ専門店ハセガワ(HASEGAWA)

住:東京都新宿区神楽坂3-6 B1
TEL:090-4853-5768
営:11:30~14:00(13:30LO)
休:月・火

※電話に出られないことが多いため、問合せはメール(hasegawa2517@gmail.com)が確実です