終電後もOK! 西麻布・六本木の料理人が仕事終わりに通う「深夜食堂」3選

『エルバ・ダ・ナカヒガシ』中東俊文シェフが通う!
東京に豚骨ブームをもたらした名店『博多麺房 赤のれん』

「らあめん」730円
「らあめん」730円

『エルバ・ダ・ナカヒガシ』といえば、2016年に西麻布にオープンして以来、季節の移ろいを色鮮やかに表現するイタリア料理で大人気のお店です。そんな『エルバ・ダ・ナカヒガシ』の中東俊文シェフが、長年通っているのが、『博多麺房 赤のれん』。

自家製の「水餃子」360円はほんのり甘い味付けが後を引きます
自家製の「水餃子」360円はほんのり甘い味付けが後を引きます

 西麻布で40年に亘って愛され続ける老舗で、五右衛門窯でじっくり炊き上げる豚骨ベースに、醤油ダレを合わせたスープは、濃厚ながら後味はさっぱりとしていて、思い出す度に食べたくなる味わいだと中東さんは言います。

「らあめん」の特徴的な平打ちの細麺は、昭和20年頃に福岡で豚骨ラーメンが誕生した時より受け継がれている特注麺です。

●SHOP INFO

博多麺房 赤のれん 店内

店名:博多麺房 赤のれん

住:東京都港区西麻布 3-21-24 第五中岡ビル1F
TEL:03-3408-4775
営:11:00~翌5:00
休:日曜

『ル・ブルギニオン』菊地美升シェフが通う!
六本木の老舗バー『MARU’S Bar(マルズバー)』

ふっくらとジューシーな「ハンバーグ」1100円
ふっくらとジューシーな「ハンバーグ」1100円

 星付きフレンチの名店『LE BOURGUIGNON(ル・ブルギニオン)』の菊地美升シェフが仕事終わりに駆けつけるお店が、六本木の『MARU’S Bar(マルズバー)』です。個性豊かなワインと一緒に、『香味屋』出身のマスターが手がけるさまざまな料理が楽しめるお店です。

名物の「カニクリームコロッケ」1100円
名物の「カニクリームコロッケ」1100円

 ワイン選びに迷ったら、料理や気分に合わせて一緒に選んでくれる3or5グラスセットがおすすめ。料理には野菜が添えられ、バターは極力抑えたりと深夜に食べても胃がもたれないように工夫がされているのもうれしいところです。

●SHOP INFO

MARU’S Bar(マルズバー) 店内

店名:MARU’S Bar(マルズバー)

住:東京都港区六本木3-9-3 第2六本木ビレッジビル 1F
TEL:03-3478-6424
営:月~金18:00~翌2:00(翌1:00LO)、土・祝祭日17:00~24:00(23:00LO)
休:日曜

『ラ・ボンバンス』岡元 信シェフが通う!
麻布で旬の味覚が味わえる『西麻布 山本』

「エビパン」1000円
「エビパン」1000円

『La BOMBANCE(ラ・ボンバンス)』といえば、10年連続でミシュラン星獲得を果たしている創作和食の名店。そのラ・ボンバンスの岡元 信シェフが通っているお店が、『西麻布 山本』です。

 四季折々の魚や野菜を中心に、心尽くしの料理と酒で訪れる人をおもてなし。まずは黒板メニューで今日の“とっておき”食材をチェックしましょう。

自慢のカレーにラー油をかけていただく「カレーライスとラー油」1000円
自慢のカレーにラー油をかけていただく「カレーライスとラー油」1000円

 刺身はすべて1切れから注文可能できるなど、ひとりでも気軽に利用できるのが嬉しいところです。海老しんじょをパンに挟み、網で焼く名物の「エビパン」や、特製の板蕎麦など〆のメニューも充実しています。

●SHOP INFO

西麻布 山本 店内

店名:西麻布 山本

住:東京都港区西麻布4-11-3 横山ビル2階
TEL:03-3409-9646
営:月~木18:00~翌1:30LO、金18:00~翌3:00LO、土18:00~24:30LO
休:日曜

(文◎千葉泰江・河西みのり 撮影◎加藤史人)

※当記事は『食楽』2019年夏号の記事を再構成したものです