ガッツリ食べたい! 東京の絶品デカ盛り「天丼」5選

墨田区『そば処 かみむら』の「タワー丼」

「タワー丼」1800円。天空に向かってそびえるスカイツリーを彷彿させます。
「タワー丼」1800円。天空に向かってそびえるスカイツリーを彷彿させます。

 東京スカイツリーのお膝元・墨田区業平にある『そば処 かみむら』。創業40年以上にもなるこちらの名物はその名も「タワー丼」。桜海老や玉ねぎをふんだんに使ったかき揚げの上に、割り箸よりもやや長い巨大海老天が3本ものっている、デカ盛り天丼です。

 海老天はカラリと揚がっており、海老もプリプリ。これだけのものを3本も食べられるなんて嬉しい限りです。付け合わせの大根おろしをのせて食べてみると、さっぱり感も加わるので、食べていてもまったく飽きがきません。創業以来注ぎ足し続けて味を守ってきたという甘辛い濃厚な天つゆをごはんにたっぷりかければおはしが止まらなくなります。

 さすがは老舗そば屋さんだけあって、天ぷらも天つゆも絶品。スカイツリータウンのすぐそばにあり、休日は行列ができるほどの人気店。観光ついでにぜひ食べておきたい一品です。

●SHOP INFO

店名:そば処 かみむら

住:東京都墨田区業平1-18-13
TEL:03-3625-1205
営:月~土11:00~20:00、日11:00~15:00
休:不定休

千代田区『日本橋 天丼 金子半之助 神田小川町店』の「天丼(松)穴子」

「天丼(松)穴子」1380円。 ※写真は「ごはん大盛り」+100円。
「天丼(松)穴子」1380円。 ※写真は「ごはん大盛り」+100円。

『金子半之助』といえば、東京・日本橋に本店を構える天丼の専門店。和食界の重鎮とも言われる金子半之助氏が遺した“閻魔帳”(レシピ帳)にあった門外不出・秘伝の「江戸前の丼たれ」の作り方。それを見つけた孫の真也氏が、このたれに合うネタとの試行錯誤を重ねて完成させたという天丼が味わえるお店で“粋で豪快で手頃な天丼”が人気です。こちらの神田小川町店はオフィス街にあり、券売機で食券を購入する手軽なスタイルもあってか、ビジネスマンなどにも好評な店舗です。

「天丼(松)穴子」は丼のふちいっぱいに盛られたごはん。その上に約24cmのアナゴがドン! と豪快に。エビが2尾、イカ、スナップえんどう、海苔が飛び出すような勢いで盛り付けられていて見た目も豪華です。

 穴子はたれがかかっていますが、衣のカラッとした食感は健在。たれは甘さひかえめでさっぱりとした印象です。エビは歯を立てるとプッツンと噛み切れるプリプリとした食感。甘さをおさえたたれが天ぷらとの相性がいいだけでなく、その下のごはんを美味しくしてくれます。半熟卵を揚げた天ぷらも醤油ベースの甘辛いたれと、黄身のマイルドな甘さのコントラストが抜群です。

 唐辛子や山椒、麻の実などを焙煎して作った「醍醐味」をふりかけると、ピリッとした刺激も加わるので飽きがきません。油やたれにしつこさがまったくないので、あっという間に完食できますよ。

●SHOP INFO

日本橋 天丼 金子半之助 神田小川町店 外観

店名:日本橋 天丼 金子半之助 神田小川町店

住:東京都千代田区神田小川町1-6-2
TEL:03-6206-8756
営:11:00~22:00(L.O.21:30)
  ※混雑状況でラストオーダーが早まる場合あり
休:年末年始、不定休