星付きレストランも使う幻のイタリア食材が買える! 東京・白金の『ドロゲリア サンクリッカ』とは?

ドロゲリアでどんなものが買える?

 ちなみに『ドロゲリア サンクリッカ』に並ぶのは、一般の人はなかなか見る機会のないレアな商品が多いので、スタッフが丁寧に特徴を教えてくれます。今回は直々にマッテオさんにオススメの食材を教えてもらいました。

生パスタのような食感の卵パスタ

「ラ パスタ ディ アルド」1200円~ ※以下すべて税込
「ラ パスタ ディ アルド」1200円~ ※以下すべて税込

「この黄色いパスタは、イタリアのマルケ州で生まれた“卵パスタ”です。地元に住むご夫婦が20年も前から最高のパスタを作るべく研究を重ねて完成した逸品で、水を一切使用せず、卵とセモリナ粉のみで作る上質な生地を、特殊な機械で低温でじっくり乾燥させることで、生パスタのモチモチ感と乾燥パスタのアルデンテ感の両方を味わえるように作っているのです。

 卵の味が非常に濃厚なので、バターと絡めるだけでも美味しい。とくにタリアテッレはどんなソースとも相性がよく、地元マルケではラグーソースに合わせて食べられることが多いですね」(マッテオさん・以下同)

王室御用達のバルサミコ酢

「アチェタイア デル クリスト」1万8000円~
「アチェタイア デル クリスト」1万8000円~

「『アチェタイア デル クリスト』は、イタリアのモデナで昔ながらの製法で作られているDOPバルサミコ酢です。100年以上使っている特別なオーク樽で、ワインと同じ工程で収穫・搾汁されたブドウを熟成させて作ります。その中でも25年以上熟成された『ディアマンテ・ネーロ』は、まろやかな甘みが口の中に一気に広がり、まるでシロップのようにとろりと濃厚。それでいて、シャープで心地よい酸味もあわせ持っています。かの有名なエリザベス女王も御用達のバルサミコ酢なんですよ」

家族で作る優しい無添加ピクルス

「ジャルディニエーラ ディ モルガン」2000円~
「ジャルディニエーラ ディ モルガン」2000円~

「このカラフルで可愛らしいピクルスはイタリア・ヴェネト州で作られている朝採れ野菜を使った無添加のものです。作り手は人気レストランのシェフだったオーナー・モルガンさん。

 レストランで出していた手作りピクルスがお客さんに人気で、ピクルス専門店を立ち上げたんです。素材や味わいの違うピクルスを数種類作り、面白いことに家族の名前を商品名にしています。しかも家族の性格をイメージした味にしているとか。たとえば娘の名前『ジャーダ』を冠したピクルスは、見た目は初々しく華やかで、エキストラバージンオリーブオイル入り。まろやかな酸味の中に9種類の野菜が付け込まれた一品です」

幻のオリーブオイル

オリーブオイル各種1500円~
オリーブオイル各種1500円~

「私の故郷、イタリア・マルケ州はオリーブオイルの産地として有名な地域。各家庭、お気に入りのオリーブオイルを数種類、常備し、料理やサラダなどに使ったり、飲用もします。当店では、そのマルケ州のオリーブオイルの中でも酸度0.8%以下の高品質エキストラバージンオリーブオイルのみを扱っています。とくにオススメは『オリーベ・グレゴーリ社』の単一品種E.V.オリーブオイル『アスコラーナ・テネラ』。世界屈指の高品質E.V.オリーブオイルで、搾汁量に限りがあるため、“幻のオリーブオイル”と呼ばれて珍重されているものです」

星付きレストランが使うセモリナパスタ

「ジェラルド ディ ノーラ」1000円~
「ジェラルド ディ ノーラ」1000円~

「イタリア産パスタの大部分は、カンパニア州のグランニャーノという街で生産されています。そんなパスタの街で星付きレストランのシェフが愛用するパスタを作っているのが『ジェラルド ディ ノーラ』という会社です。モチモチとした食感が特徴で、小麦の味がしっかりします。さまざまな形がありますが、とりわけリングイネは星付きシェフを魅了して止まない逸品です」