実は珍しい? 名古屋コーチンのからあげを国分寺の『串串』で食べてきた

宮崎産ハーブ鶏の半身揚げと手羽先からあげも絶品

宮崎産ハーブ鶏の半身揚げ。ボリューム満点
宮崎産ハーブ鶏の半身揚げ。ボリューム満点

 そして宮崎産ハーブ鶏を使った「ひな鳥の半身揚げ」(1,700円)と「手羽先揚げ」(450円)もいただきました。ハーブを食べさせて育てたハーブ鶏は臭みもなし。こちらも塩こしょうで味付けしてあり、ニンニクや生姜などは使用していません。30分ほどかけて2度揚げしている半身揚げは、上品なうま味があります。肉汁に包まれたモモ肉は骨からホロリとはがれてプリンプリンの食感がたまりません。ムネ肉も淡白さはなく、うま味もあり、ほっくりした食感が印象的。

手羽先揚げ。しょうゆやみりん、豆板醤、ザラメのタレが絶妙です
手羽先揚げ。しょうゆやみりん、豆板醤、ザラメのタレが絶妙です

 手羽先は肉厚で食べごたえ十分。しょうゆやみりん、豆板醤、ザラメなどで作ったタレが利いています。甘辛いタレですが、かすかな酸味もある独特な風味のタレに後押しされて、筆者は3本をペロリ。もう何本でも食べられそうな手羽先からあげです。

 いずれのからあげも衣が極薄なので、油っぽさがない、さわやか系の味わいです。ビールなどのお酒だけでなく、ごはんと一緒に食べてみるのもいいかもしれません。中央線沿線に出かける機会があれば、ぜひ訪れたいお店です。

●SHOP INFO

炭火焼 名古屋コーチン 串串

店名:炭火焼 名古屋コーチン 串串

住:東京都国分寺市本町3-10-18 浅見ビルB1F
TEL:042-326-9494
営:17:00~24:00
休:無休

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。