つけ麺好き、大盛好きにはおなじみの『魁 肉盛りつけ麺 六代目けいすけ』に、新たな大盛が登場したと聞き、向かったのは、千代田線湯島駅から出てすぐの場所にある湯島店。豪快な肉に、平打ちの麺、ガッツリパワフルに食べたい時に最強の店で、さらなる大盛が登場したとあって、期待にワクワクしてきます。
「普通でも豪快ですが、新メニューはさらに上をいく豪快っぷりですよ」と営業部長の長野さん。いざ待つこと数分、テーブルの上に出てきたのは…肉、肉、肉、ちょっと卵、カイワレ大根の緑が映える、肉山の丼！ 麺が見えないっ！
しかも豚バラ肉、バラ巻き肉、トントロなど3種の肉が器からあふれんばかりに盛りつけられています。まさか、丼全部肉じゃないですよね？「肉の下に麺が3玉、1玉200gなので、3玉で600gですね」と長野さん。
「肉はバラ巻きが2枚、トントロ2枚に、豚バラが400g乗っています。あとは味付け玉子と玉ねぎスライス。カイワレは飾りですね」。前面にトントロとバラ巻きがドーン、山の後ろに豚バラが控えている姿は、まるで先陣がトントロとバラ巻き、後ろの守りに豚バラといった最強の布陣。攻め落とすのに時間がかかりそうです。
しかしこれ、麺が見えない、器から肉がはみ出すほどのつけ麺、どうやって食べればいい？「麺と肉を一緒に、つけ汁につけて食べてください」。いや、まずどこか肉の山を掘削して麺を引っ張り出さないと無理！ だけどバランスを崩したら肉がこぼれるって！ ということで、まずは引っ張り出しやすそうな、後ろの豚バラ肉の間をかき分け、麺を引っ張り出し、肉と一緒に箸でつかんでつけ汁に。
麺は中太の平打ち麺、つけ麺のツユはトンコツダシ、醤油ベースで、ラー油が少し入っています。スープの中の具材はタマネギのみじん切りとメンマ。重さは麺と肉の丼が1,646g、つけ汁は204g（共に器の重さを除く）。合わせて約1.8kg超。もしつけ汁を、シメに割りスープで飲み干したら、軽く2kg超えのボリュームです。しかも、そのほとんどが肉か麺！ ドスッとくること確実。
早速食べてみると、ほんのり甘い味付けの肉と、酸味が効いたつけ汁、存在感のある平打ち麺のツルツル感など、完璧なバランス。見た目の印象と違い、さっぱり味わえるおいしさです。なにこれっ？ 豪快肉に濃厚つけ汁なのにさっぱりって！ つけ汁が酸味と甘味が効いているから？
続いて手前でアピールしてくるトントロを一口。甘い。豚肉の脂が持つ甘味が醤油ダレとマッチして、旨甘ジューシー。つけ汁につけなくてもそのままおいしい。でも、麺と一緒につけ汁につけるともっとおいしい。口の中、麺と豚トロ1枚でものすごくいっぱいになるけれど、なんか幸せ。おいしいものだけで口の中が満たされていて、エネルギーを取ってるぞ～！ って気持ちになります。
麺が3玉分あるだけあって、バラ肉と一緒に一口、麺だけで一口、今度はバラ巻きで一口と、というように、3種の肉と麺の組み合わせをいろいろ楽しめます。山がなくなって平らになったら、ガッとかき混ぜて肉と麺がバランスよく箸で掴めるようにしてスピードアップ。黄身がトロトロの味付け玉子も途中で楽しみつつ、どんどん食べ進めます。
「途中で味変をしたくなったら、卓上にあるカレー粉をかけてください」と長野さん。テーブルにはカレー粉のほか、一味、ラー油、醤油、コショウなどがあり、酸味を足したくなったらお酢、辛味ならラー油をプラス。カレー粉をちょっと足すと、スパイシーな香りが立ち、さらに食欲をわきたてます。
そうそう、名前を聞くのを忘れてた！ この新大盛つけ麺のメニュー名は？「つけ麺 「『つけ麺 キング盛り』、価格は税込み2,420円。5月1日（水）から提供開始です。湯島店限定ですが1日の個数制限はないので、営業時間ならいつでも食べられますよ」と長野さん。確かにキング感がすごい一杯。肉と麺でほぼ2kgを完食できる自信がある人はぜひ！
甘味と酸味がきいたつけ汁にツルツルの平打ち麺、そしてダイナミックな3種の豚肉。お腹に余裕があれば、半ライスも頼んで、肉とゴハン、肉と麺とつけ汁の両方を味わいたいおいしさです。
ちなみに6のつく日は六代目の日として、肉盛り300円が100円に。29日はサービスデーとして、当日使える肉盛り券がもらえます。6日や29日に行って、さらに肉を山盛りにして食べるのもアリかも、ただし完食できる自信があればですが…。秋葉原や末広町で大喰い巡りを楽しんでいる皆様、千代田線ユーザーの皆様、ゴールデンウィークは何かにチャレンジしたい皆様。湯島に行って、キングにぜひ挑戦を！
（撮影◎小嶋裕 取材・文◎石澤理香子）
●SHOP INFO
店名：魁 肉盛りつけ麺 六代目けいすけ 湯島店
住：東京都文京区湯島3-42-4 紀文堂ビル 1F
TEL：03-3831-3626
営：11:00～23:00、金曜、土曜11:00～4:00
休：なし
