やっぱり米が好き! 至極の「銀シャリ」が味わえる東京の最旬店3選

米ル(恵比寿)

2.10月のお米は、いずれも新米。佐賀の「七夕コシヒカリ」、茨城県の「一番星」、佐賀の「将躍コシヒカリ」。他に土壌に藻塩を撒いて栽培した、ミネラル豊富な「藻塩米」+300円、正式に市場に出回る前の希少な「名もなきお米」+500円もある
2.10月のお米は、いずれも新米。佐賀の「七夕コシヒカリ」、茨城県の「一番星」、佐賀の「将躍コシヒカリ」。他に土壌に藻塩を撒いて栽培した、ミネラル豊富な「藻塩米」+300円、正式に市場に出回る前の希少な「名もなきお米」+500円もある

自家製米の土鍋ごはんがメインディッシュ

 目立つ看板もない恵比寿の路地に、突然、地下につながる階段が現れます。その下に広がる空間が『米ル』です。人気の焼鳥屋『中目黒いぐち』が、お米をコンセプトに出した和食店。

 品書きはおまかせコースのみで、そのメインディッシュとして供されるのが、精米したて&炊きたての自慢の「土鍋ごはん」です。月替りで5種類のお米が用意されており、注文時に好みで選べます。ごはんが炊き上がるまでの間、お酒とお造りや茶碗蒸しなどを楽しんでいると、途中で「煮花(にえばな)」という椀が登場。蓋を開けると藁のような稲のような香りがふわりと漂います。

「米ル おまかせコース」5,980円。この日の「焼き魚山椒のソース」はアマダイ
「米ル おまかせコース」5,980円。この日の「焼き魚山椒のソース」はアマダイ

「これは、お米からごはんへ変わる炊き上がり直前の一瞬の状態なんです。お米ごとに独自の風味があり、それをまず楽しんで欲しい」と料理長の井上智博さん。

 そして、いよいよ土鍋ごはんと焼き魚、さらに、ごはんのお供6品が並ぶ至福の時。井上さんの腕が光る料理は、主役のごはんを引き立てる、いぶし銀の名脇役ばかり。ポーションは小さ目でも、繊細な味で舌も心も満たされる料理ばかりです。

●SHOP INFO

米ル

店名:米ル

住:東京都渋谷区恵比寿西1-16-7 HAGIWARA BLDG.7 B1F
TEL:03-6416-9637
営:17:00~24:00
休:無休

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