キャラ立ちすぎ!? 高円寺で見つけた“唯一無二”の絶品「カレー」3選

スパイスカレーの極致! 『青藍』の“香りを食べる”カレー

「スパイシーチキンカレー定食」900円
「スパイシーチキンカレー定食」900円

 お客さんの9割が注文するという「スパイシーチキンカレー定食」、一口食べれば誰もが衝撃を受けるこのメニューの秘密は「香り」にあります。

 何よりもスパイスの香りを大切にしているというご主人が作るカレーは、香りを引き立てるために、炒めたホールスパイスを最後にカレーに合わせる「アフターテンパリング方式」を採用。熱を入れた瞬間が一番香りが広がるスパイスの特徴を活かしたカレー作りです。さらに、油分の多いスープはスパイスの爽やかな香りが感じにくくなることから油もほとんど使わないという徹底ぶり。

 これらの工夫によってスパイスの香りが際立ち、まさに香りを食べているような気分を味わえます。噛むたびに口の中で花開くホールスパイスの香りがクセになる逸品です。

詳しい記事はこちら
https://www.syokuraku-web.com/bar-restaurant/11774/

●SHOP INFO

店名:スパイスカレー青藍

住:東京都杉並区高円寺北2-41-15
TEL:03-5327-8342
営:11:30~14:00 18:00~21:00
※品切れの場合は閉店が早まることも
休:水曜

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異空間で味わう『平日昼だけ』の個性派和風カレー

「和だしそぼろカレー」980円
「和だしそぼろカレー」980円

 骨董品店の一角を間借り、平日昼だけ、和出汁のカレー…と情報の多さにクラクラしてしまいそうですが、味、お店の雰囲気ともに他に類を見ないこちらのお店。

「味は蕎麦屋のカレーに近づけているので、流行りのスパイスカリーというより、ものすごく直球で“和の味”だと思います」と店主の言葉通り、唯一のメニュー「和だしそぼろカレー」は、その見た目とは裏腹に滋味深く優しい味わいです。

 カレースープは、鰹節や昆布などから取った和食王道の出汁、蕎麦屋で使用するかえし醤油、オリジナルブレンドのスパイスで作られます。そのスープと、ごはんの上に振りかけられた肉そぼろ、叩いた梅肉、大葉、鰹節、揚げ玉を混ぜて食べることで、味の変化と不思議な統一感を堪能できます。

 そんなある意味“真面目”なカレーを骨董品の中でいただくというミスマッチ! 訪れた後日「もしかして夢だったのでは…?」と思ってしまうような浮遊感のあるお店です。

詳しい記事はこちら
https://www.syokuraku-web.com/bar-restaurant/11715/

●SHOP INFO

店名:平日昼だけ

住:東京都杉並区梅里1-21-21
TEL:非公開
営:11:30~15:00
休:土曜、日曜、祝日

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“妄想”で作った!? 『ネグラ』のインドカレー

「日替わりカレー定食」1,000円 ※この日は「しらすのカレー定食」
「日替わりカレー定食」1,000円 ※この日は「しらすのカレー定食」

「僕はインドに行ったことがないので、むしろスパイスから妄想が広がるんです」と語る店主が作るカレーは、インドカレーの模倣からは決して生まれない味わい。唯一のメニュー「日替わりカレー定食」は、個性的なおかずとカレーを混ぜながらいただきます。

 食材が持つ酸味やエグミ、甘みなどの味や独特の香りも“スパイス”として考え、あえてスパイスそのものの使用は最小限におさえることで、スパイスカレーの枠に収まらない、毎日食べたくなるカレーを作り出しています。

 独特な世界観の内装もいい感じの店内でいただく、スパイスから妄想を膨らませたオリジナルカレーで“脳内インド旅行”に出かけてみてはいかがでしょうか?

詳しい記事はこちら
https://www.syokuraku-web.com/bar-restaurant/9762/

●SHOP INFO

店名:妄想インドカレーネグラ

住:東京都杉並区高円寺南3丁目48-3
TEL:非公開
営:12:00~22:00
休:月曜、火曜、水曜
https://www.instagram.com/negura.curry/

「高円寺と言えばラーメン」というイメージも根強いですが、実は今回ご紹介したような個性派カレー店もたくさんあります。普通のスパイスカレーは食べ飽きた! という方もぜひ訪れてみてください。

(取材・文◎土原亜子)