中目黒に誕生した和食の注目店『炭火和食つかだ』に行ってきた!

コースは4,500円~!

 コースは4,500円と6,000円の2プラン。厳選食材をこれだけリーズナブルにいただけるというのも、生販直結モデルを実現しているエー・ピーカンパニーだからこそ。前菜からデザートまでどれも新感覚で魅力的な料理ですが、今回は全8品の6,000円のコースの中から、注目していただきたい数品を厳選してご紹介いたします。

「生雲丹の大トロ巻き」でつかみはバッチリ

 一品目はなんともフォトジェニックな「生雲丹の大トロ巻き」。国内外問わず、その時期に一番おいしい産地の大トロを使用しているといい、ウニの苦味とまろやかさ、トロの甘いうま味が、官能的なおいしさです。

 こちらではお料理に合わせてドリンクもペアリングしていただけるということで、真澄の「純米吟醸 吉福金寿」を合わせていただきました。米のしっかりとした甘さに、ふくよかな香りと深みのある甘い味わいが大トロの甘い脂とマッチします。

藁の香りをまとったお造りと、こだわりの日本酒がマリアージュ!

「蕪の蟹真薯射込み揚げ バラ海苔の和だし掛け」の後に登場したのが、「鮮魚の藁焼き入りお造り3点盛り合わせ」
「蕪の蟹真薯射込み揚げ バラ海苔の和だし掛け」の後に登場したのが、「鮮魚の藁焼き入りお造り3点盛り合わせ」

 この日は静岡産アジに、五島列島のスジアラ、福井のサワラが供されました。魚介類は朝獲れ&神経締めされているため、驚くほど新鮮。塩やスダチ、醤油をかけていただくのですが、藁の燻された香りと、スダチの酸味のおかげでなんだかチーズのような味わいにも感じられ、不思議な食体験でした。

 またこちらに合わせていただいたのが「満寿泉TORON」という日本酒。JALビジネスクラスのワインアドバイザーも務めるソムリエ・大越基裕氏、蔵元、自社のブランドプロデューサー深山氏の三者で協同して、最高の鮮度の魚に合うように作られたそう。

 鮮度の良い刺身との相性を追求した「満寿泉TORON」は、キレのある澄んだ味わいに、ふわりと香るお米の香りが印象的。刺身の鮮度の良さを強く感じさせてくれました。

肉の旨さが際立つ極上の「藁で焼いた最上鴨のたたき」

 続く4品目は契約農家に生産してもらっているという、自社ブランド合鴨「最上鴨」を使用した「藁で焼いた最上鴨のたたき」。ふっくらと脂ののった最上鴨は藁焼きにすることで赤身のうまさが強く出ていて、しっとりしていて滋味深い味わいでした。

外はパリッと中はふっくらジューシーな「きんきの干物 原始焼き」

 目の前の炉端で豪快に焼き上げてくれたのが、「きんきの干物 原始焼き」。約400度の遠赤外線効果で食材全体に熱を伝えることができる原始焼きを採用したきんきの干物は、外側はパリッと、中はふっくら。たっぷりの脂がのったジューシーでコクのあるきんきは、食べ応えも抜群でした。

「酒肴三点盛り」で、ゆっくりとお酒を味わった後は、締めに「本日の炭焼き羽釜飯」が登場。この日は「甘鯛とイクラ、銀杏の羽釜飯」がお目見えしました。キラキラと輝くイクラに、香ばしく炭火で焼きあがった甘鯛がどーんとのっています!

 こちらをしっかり混ぜていただくのですが、米一粒一粒が甘鯛の脂とうま味をまといツヤツヤと輝き、プチプチと弾けるイクラの食感と塩気、米の甘み、銀杏の苦味が合わさり、至福のおいしさでした……!

 最後にデザートと食後のお茶も提供され、心も体もお腹も大満足。

 目の前で食材を焼き上げてくれるダイナミックなパフォーマンスを肴に、美食を堪能できる『炭火和食つかだ』。カウンター席以外にテーブル席やボックス席もあるので、デートや会食、グループでのお食事にも良さそうです。

(取材・文◎中森りほ)

●SHOP INFO

炭火和食つかだ

店名:炭火和食つかだ

住:東京都目黒区上目黒2-12-1 アックスビル中目黒1階
TEL:03-5725-2277
営:ランチ月曜〜金曜11:30〜14:30(14:00L.O)、ディナー17:00〜23:00(L.O.22:00)
休:日曜
https://www.sumibi-tsukada.jp/
※価格は税別、コース内容は季節によって変動します※食材は季節によって変わる