オープン前から行列! 神奈川のハンパない食パン専門店『これ半端ないって!』に行ってみた

オープン前から行列! 神奈川のハンパない食パン専門店『これ半端ないって!』に行ってみた
食楽web

 平日でもオープン前には30人を超える長い列! 週末には50人近く並び、朝イチで予約券を手に入れないと買えないほど大人気の食パンの店、その名も『午後の食パン これ半端ないって!』。まさに“半端ない”人気が、今年9月15日のオープン以降、ずっと続いています。その人気の理由は何か、早速調査に行ってきました!

JR橋本駅から徒歩2分、相原高校の近くにある店舗。週末は遠くから買いに来る人も
JR橋本駅から徒歩2分、相原高校の近くにある店舗。週末は遠くから買いに来る人も

 ちなみに店にイートインスペースなどはなく販売のみ。しかもプレーンな食パン「半端ない熟成」と、レーズン入りの「仕方ない午後」の2種類のみ。サイズも2斤のみで、1斤やスライスパンなどはありません。

 オープンすると、あっという間に朝焼き上げた40本の「半端ない熟成」は売り切れ、あとは午後に焼きあがる分の予約販売の受付に。レーズン入りの「仕方ない午後」は午後2時以降に焼きあがる1日20本限定のため、朝予約券をもらい、午後にまた受け取りに来る、というスタイルです。あまりにも入手困難なほどの人気に、一部では「幻のブドウパン」とも呼ばれているそう。

プレーンな食パン「半端ない熟成」864円。焼きたてはフワフワすぎて、カットしたら潰れちゃう!
プレーンな食パン「半端ない熟成」864円。焼きたてはフワフワすぎて、カットしたら潰れちゃう!

 その人気の理由は何か。お店の人に聞くと「ウチは国産材料にこだわり、熟成感が“半端ない”からですね」とのこと。国産バターや宮古島の「雪塩」などの材料で焼き上げられたパンは、ミミまで柔らかく、口の中に入れるととろけるように、なめらかで、ふわふわしっとり食感です。

そっと割ってみると、きめ細やかでしっとりとしたパンの断面が
そっと割ってみると、きめ細やかでしっとりとしたパンの断面が

 いざ食べてみるとほんのり甘さを感じます。「朝よりも、午後のゆったりとした時間に味わってほしい味だから、“午後の食パン”なんですよ」とのこと。なるほど。店名の謎が解けました。

レーズン入り、幻のパンとも一部で呼ばれている「仕方ない午後」1,058円
レーズン入り、幻のパンとも一部で呼ばれている「仕方ない午後」1,058円

「仕方ない午後」に入っているレーズンは、オーストラリア産の「サンマスカットレーズン」。ジューシーさを感じます。

焼き立ては、ふんわりとレーズンの香りが漂います
焼き立ては、ふんわりとレーズンの香りが漂います

 両方とも、おすすめの食べ方は、購入した日は手でちぎって、パンそのもののやわらかさ、なめらかさを楽しみ、2日目は厚めにスライス、ハチミツや塩を振って。3日目はトーストしてバターをのせて。ですが、リピーターの方に聞くと「3日目までもたない! あっという間に食べきってしまう」とのこと。ミミが薄くて柔らかいので、小さな子供から年配層まで、幅広い世代でファンが多いそうです。

店内で焼き上げるため数に限りが。1日160~190本を作っている
店内で焼き上げるため数に限りが。1日160~190本を作っている

 入手方法は10時のオープン前~昼ごろまでにお店に行き、朝焼き上げた「半端ない熟成」を購入または予約券を入手。「仕方ない午後」は1日20本限定なので、こちらも購入したい場合は、オープン前から並ぶのがおすすめです。あまりにも人気のため、現在は1人トータル2本までの購入になります。

店内で焼き上げられたばかりの食パン
店内で焼き上げられたばかりの食パン

 なめらかな食感、とろけるような口あたり、そしてほんのり感じる甘さを一度知ってしまったら、ヤミツキになることは確実! 並んでもまた食べたくなる、本当に“半端ない”おいしさの食パンでした!

(撮影◎奥西淳二 取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

午後の食パン これ半端ないって! 外観

店名:午後の食パン これ半端ないって!

住:神奈川県相模原市緑区橋本2-17-21AYAビル1F
TEL:042-703-6622
営:10:00~18:00(予約券配布は10:00~なくなり次第終了)
休:月曜
※2018年12/30~2019年1/3は休み