実は南米タウン・鶴見のブラジル食堂で推定2000kcalの「ビッグバーガー」を食べてきた

高さ約13cm。肉が4枚も入ったダイナミックバーガー

高さは約13cm、重さは約668g。一見スゴさは感じないが……中を開いて衝撃!
高さは約13cm、重さは約668g。一見スゴさは感じないが……中を開いて衝撃!

 この店の一番人気メニューが「Lanche Paraiso(ランチ パライゾ)」(1,500円)。ワクワクしつつ、店内のTVでブラジルの討論番組を観ながら待つこと15分、やってきたのは……! あれ? 思ったより普通サイズ。もっとマンガみたいに巨大なのが出てくるかと思っていたのですが…。

 しかし、バンズに挟まれた中身を見て驚愕しました。上から、バンズ、トマト、レタス、鶏胸肉、牛肉の「ビステ」に、ブラジリアンソーセージの「カラブレーザ」、とろけるチーズの下にもハンバーガーミート! そして下のバンズ。肉4腫! まさに肉祭り状態です。

左端から、バンズ、レタス、トマト、カラブレーザ、ビステ、チキン、チーズ、ハンバーガーミート、バンズ。肉4層!
左端から、バンズ、レタス、トマト、カラブレーザ、ビステ、チキン、チーズ、ハンバーガーミート、バンズ。肉4層!

 高さは約13cm、できたてのビッグマックぐらいの大きさですが、肉の割合が半端じゃありません。さっそく味わってみると、肉同士が喧嘩することなく、しっかりとまとまっています。「味付けは岩塩とコショウだけ、シンプルなのよ」とオーナーのサンタマリアさん。なるほど、シンプルだからこそ肉同士のクセがぶつからないわけですね。しかもクドくないので食べ飽きることがありません。

一見シンプルながら、底知れないポテンシャルを持つバーガー。ギトギトしていないから、余裕で完食できます
一見シンプルながら、底知れないポテンシャルを持つバーガー。ギトギトしていないから、余裕で完食できます

 底のバンズ側にある、とろけるチーズとそれぞれの肉がうまくマッチして、気づいたらあっという間に完食。ほどよい塩気とそれぞれの肉の食感の違いが、クセになりそうなおいしさ。料理と一緒に、ケチャップやマヨネーズ、そしておそらくタバスコとマヨネーズを混ぜたようなスパイシーなソースを出してくれるので、途中で味変も可能です。

オーナーのサンタマリアさん。笑顔が素敵なチャーミングな女性
オーナーのサンタマリアさん。笑顔が素敵なチャーミングな女性

 お店はオープンして約15年。最近ではブラジルの人だけではなく、おいしいとの噂を聞きつけた日本人のお客さんも多いそう。オーナーのサンタマリアさん曰く、このハンバーガーは「ブラジル人にとっては普通サイズよ」とのこと。サッカーや格闘技などが強い、パワフルなイメージのブラジルですが、それにも納得です。

イチボ肉500g(左)と、「日替わり弁当」680円。(弁当は要事前予約)
イチボ肉500g(左)と、「日替わり弁当」680円。(弁当は要事前予約)

 イチボ肉500gにゴハン、サラダ、豆のスープがついた「イチボ焼き500g」(2,298円)も人気メニュー。長い串に刺さってドーンとやってくるイチボや見た目のインパクトもすごい。

 そして、前もって予約すれば、ブラジル弁当も頼めます。この日はごはんに、オクラのフェイジョアーダ、サラダ、ニョッキのトマトソース。ニョッキはパスタですが、粉モノをおかずにごはんを食べる……お好み焼きをおかずにする、関西文化と同じ匂いを感じます。

 ほかにも、ライス、サラダ、豆のスープがついた「ビーフカツ チーズ」(1,690円)や「ブラジルビーフシチュー」(1,260円)といった定食や、ブラジルのコロッケ「コシーニャ」(300円)、サクサクのパイ生地に肉やチーズを挟んだ「パステウ」(300円~)などもあり、おやつ感覚でブラジル料理を楽しむこともできます。